今回はコリドラスについて
私の大好きな熱帯魚の1つコリドラス!
”コリちゃん”なんて愛称で呼んだりもしたくなりますね(*´ω`*)
可愛さがあふれてて大好き!でも、臆病な性格なので、いつも私に写真を撮らせてくれない…。
そんなコリドラスについての記事になります。
コリドラスをどんな時に購入しますか?
混泳の定番の1つとして、コリドラスがいろんなサイトであげられています。
私もその意見には同意しますが、このような話をショップで聞いたことはありませんか?
「コリドラスはお掃除屋さん」
「底のお掃除にはコリドラス」
「食べ残しのお掃除屋さん」 などなど…
結論から言ってしまうと
コリドラスを掃除屋さんとして購入するのはやめた方がいいと思います。
それは何故か
コリドラスは結構ごはんを食べるから、なんですよ。
なら、残飯処理としては完璧じゃないですか?と、思いますよね。
では少し見方を変えましょうか。
そもそも、キレイって何でしょうか?汚れって何でしょうか?
キレイって何でしょうか?
汚れとは何でしょうか?
掃除をするとキレイになるので、「お掃除屋さん=キレイにする」とイメージします。まずそこから考えましょうか。
「コリドラスは残飯を食べるお掃除屋さん(仮)」とします。
でも、あの子たちも生き物なので、食べたら出すんですよ。
そして、ごはんはもりもり食べます。
他の魚の残飯じゃ足りないんです…
お掃除屋さんなのに掃除対象(餌)が沢山必要なんですね。
ごはんを食べるのも上手ってわけじゃなくて、泳ぎの速い魚に横取りされてしまうんです。
それを見た飼い主はどうするか…
また、追加でご飯をあげてしまうんです…分かります(経験談)。
食べていない個体を見ると、つい与えたくなりますね💦
それではコリドラス用の餌を用意して追加で与えればいい!
残念ながら、そんな簡単な話にはなりません。
コリドラス専用の餌は一粒が大きいものが多く、タンパク質や脂質が多く含まれています。
そもそもの話。
餌を水槽に入れると、それだけでも水には栄養が溶けだしていきます。
魚たちが食べて、排泄物をする。これにも細菌やコケが利用できる栄養分があるので、飼育水はどんどんそこから溶け出たものやその分解物が溜まっていきます。
そこで先ほどの質問です。
キレイって何でしょうか?
汚れって何でしょうか?
食べ残しが腐っていたら、それを見て「汚いな」と思いますね。
他には、コケがガラス面や流木や石などについていると「汚いな」と思って落としたりすると思います
基本的に、「汚い」と思うのは水槽の景観を見て判断していることが多いはずです。
そして、水が無色透明だとキレイだと感じるでしょう
しかし、水槽の景観が崩れ出す原因の多くは水にあります。
栄養が豊富だと魚に害を与える細菌や景観を損なわせるコケの発生原因になります。
結局、この溶け出た栄養が私達が汚いと思うものの元凶になるのです。
透明で特に何もないように見える液体の変化こそが水槽が長く保たれるかの指標になるのです
無色透明だからキレイとは限りません
話を戻して、
「沢山ごはんを食べるコリドラスは、飼育しているだけで栄養が水に溶けやすいから、水を汚しやすい」
ということになるんです。
どうでしょうか?
掃除屋さんというのは厳しいと思いませんか?
あと、コリドラスは水の汚れに弱いです。
細菌が多く繁殖しているとおひげが溶けてしまったりすることがあります。
どうか水槽に入れようか悩んでいるのであればその点も検討してください。
貧弱な濾過設備で飼育するような事は無いようにお願いします!
結論
結論:掃除屋さんのみを目的としてコリドラスのお迎えはやめた方がいい。
余ったエサは腐敗して水を汚すので、それを防ぎながらコリドラスのことも考えた飼育においては大丈夫だと思います。
混泳自体を否定することはありません。
ちなみにですが、
コリドラスを上手に飼育している方で、コリドラスを残飯処理係として水槽に入れている方を私は見たことがありません。
逆に、店でそのような売り方をしている事に物申している方を多く見ます。
飼育方法は自由なものですが、そのような意見もあることを知っておいて下さい
コリドラスの魅力
このように記事を書きましたが、私が伝えたいのは「掃除屋さんとしての購入はオススメできない」ことであるので、次は魅力について
魅力その1:可愛い造形と動き
もうね、ビックリするぐらい可愛いんですよ。
数匹で飼育していると、モアイ像のように同じ方向を向いてボーっとしてたりします。水の流れに身を任せてゆらゆらしてたりと、見ていて飽きません。
基本的に底の方でジッとしてますが、たまに石や流木の上に乗っているのを見ますね。
あとは、おひげピクピク動かしていたり、それを使ってごはんを探したり器用な行動も見られます。
このおひげなのですが、鋭い石や砂利などがあると傷ついてしまいますし、水が汚れていると溶けてしまいます。
なので、お掃除屋さんで購入しない方がいいと私は思うのです。
魅力を最大限に引き出して飼育してくださいね!
魅力その2:おだやかな性格
のんびり屋が多いですね。
活発なのは、逃げるときとごはんを食べるときくらいでしょうか?
見た目から分かると思うのですが、他の魚をつつくには向かない顔をしてますね(代わりに、底のごはんをもふもふします)。
追っかけまわす行為を私は見たことがないので、レッドテトラやラミーノーズと一緒に飼育しています。
ただ、好奇心旺盛なメダカにつつかれているのを見たことがあるので、逆に他の魚にいじめられることを心配すべきかもしれません。
また臆病なので隠れ家のようなものがあるといいでしょう。
混泳という点では、どの魚と組み合わせても問題ないかと思います(ただし、気性の荒い魚は除く)。
魅力その3:種類が豊富
私が中学生のときは専門店でもない限り種類はありませんでしたが、現在は多いですね。
あと、値段も安くなりましたね。安いものだと100~200円で購入できます。
よく使われる60cm水槽であれば5,6匹から始めるかと思いますし、水に慣れるとかなり丈夫な魚です。
個人的な意見ですが、写真のステルバイから始めるのはいかがでしょうか?成長すると6,7cmくらいになりますが、丈夫な上に温和で混泳しやすいですよ。
昔はコリドラスパンダを飼育していたのですが、2年目を迎えた個体がいません。
コリドラスの寿命は長いと5年くらいになるので、難しい品種だと思いますね(わたしの力不足ももちろんあります)。
そんな種類でも、ショップを見に行くとどうしても欲しくなります。
コリドラスを購入するのであれば、下調べしてみるといいですね。
この写真は全力で隠れているステルバイです。
こんな可愛い姿も見せてくれます(笑)
魅力その4:繁殖がねらえる
なんと、この記事を書いている私ことあんきもは、一度も飼育中に産卵を見たことがありません!
うちでは代々、ソイルで育成しているので上手くいかないのか、隠れる場所が多い&ジャングルになっていることが原因か…。
いつか見たいなコリドラス産卵!と思って飼育しています。
でも、産卵は母体に負担がかかることが多いので、無理にさせたくないなと思うことが多いです
ただ、飼育中に産卵をする可能性があるというのは、アクアリウムをする方ならば大小あれども胸躍るものではないでしょうか。
ちなみに、稚魚のごはんにはブラインシュリンプがオススメだそうですよ。
追記:この記事の後に産卵しました(笑)
最後に
コリドラスは掃除屋さんとして購入するは個人的にオススメしませんが、新しい家族として迎えるのはいかがですか?
その可愛さに魅入られて沢山の種類をコレクションする方もいるほどです
今回はここまで。
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