結構困る稚魚のごはん
メダカを飼育していて稚魚のごはんに困ったことはありませんか?
私も最初の頃は困りましたね。メダカは環境が良いと毎日卵を産むので、気づいたら「水槽内に稚魚が!」なんてことも珍しくありません。
そんなメダカの初期餌料についてお答えしましょう。
エサをあわててあげなくていい
もし、孵化したばかりの稚魚を見つけても、あわててエサを与えなくていいですよ。
彼らには、ヨーサックと呼ばれる栄養が詰まった袋が生まれつき備わっています。この栄養は3、4日ほど使われるので、この時期の稚魚は積極的に餌を食べないことがあります。
このことから、あわててエサを投入すると、食べられなかったエサが腐敗して水質を悪化させます。これが原因で稚魚は星になってしまうのです。
なので、見つけてもあわてないようにしましょう。
このときですが、汲み置きの水を用意するといいですよ。何かと役に立つはずです。
メダカの餌(大人用)ではダメ?
気がついたら孵化していた!なんてことメダカではあるあるです。
親と隔離したけど何を与えようか…。なんて考えているうちに、みるみる稚魚が減っていく。手元にあるエサでは大きすぎて食べてくれない!
でも、買いに行く暇なんてない!
こんな緊急を要する場合ってありますよね?
まず思うのが、「普通のメダカの餌は使えないのか」だと思います。
結論を言うと、使えますが難しいですよ。
では、どのようにして与えるか。
これは細かくすり潰すことですね。
普通の答えが返ってきましたが、
普通の餌を使う場合は稚魚の口のサイズに合うくらいに細かくしないといけません。
イメージするなら小麦粉をふるいにかけて細かくしたくらいには細かくないといけません。目指すはパウダー状です。
百均で売られている。これらのセットを使ってつくることをしましたが、与えられる量はかなり微々たるものでした(笑)
それでも不可能ではないので、根気強くやれるのであれば試してみては
使うのは、吹けば飛ぶような粉状のもののみにしましょう。
作り置きするのもやめましょう。エサが劣化します。
やはり専用のエサが一番!
大人用のエサを使うのは不可能ではないですが、あまり現実的ではないですね。
私が愛用しているのはこちらになります。
オクトジャパンさんの「オクトベビー」という商品です。
これは、メダカやグッピー以外にも幅広く使えますね。
何よりもとても細かいパウダーなので稚魚が食べやすいです。これは間違いがない商品かとおもいます。
ちなみに私は、コンビニで貰えるスプーンの柄の部分であげてます(笑)
これが意外とちょうどいい量が与えられますね。
先端のところに少し乗せる程度で十分です。お試しあれ!
エサを与える頻度
与える頻度は、1日に複数回与えるのがいいですね。
成長するために、数時間に1回を2,3分で食べきれる量を与えましょう。
でも、正直そんな時間ないですよね?
私も日中は仕事なので、そんなに何度もごはんを与えられません。
そんなあなたへのオススメがこちら
PSBって知っていますか?
PSBとは光合成細菌を使ったバクテリア剤です。写真のものはサンミューズさんの「極上濃縮PSB」です。薄めて使っています。
これの良いところが、水が腐敗しないことです。
普通のエサは入れると食べられなかったものが腐敗しますが、こちらは生きている細菌なので腐敗せず水の浄化までしてくれます。
(入れすぎると酸欠になることがあるので、用量は守りましょう。私の経験では少しくらい入れすぎても平気です)
ちなみに私の使い方はこちら
こちらも百均で売られている小さい霧吹きです。
これを1日2回エサの前にシュッシュッとやるだけです。これだけで、生存率は高くなりますよ。
他には、水の補充のときにこれを適量加えるのもいいですね。
これをやるときは他のエサと併用して行いましょう。そうすることで餓死を防げます。
私はPSBと上記のオクトベビーで育てました。
ちなみにですが、PSBは水槽立ち上げなどにも使えますので、稚魚以外にも用途はあります。
私も水替えのときに使っていて、効果を感じる点でもオススメしますね。
稚魚の初期餌料として、グリーンウォーターもあげられますが、室内で行うのであればあまり現実的ではないです。その点でも私はPSBが使いやすいと思います。溶液は赤いですが水槽内で増える程度では、水が赤くなることはないので安心してお使いください。
最後に
今回の組み合わせですが、他の熱帯魚の稚魚にも使えると思います。
とくにブラインシュリンプが口に入らない稚魚なんかにも勧められますね。
余談ですが、我が家ではメダカの孵化・稚魚育成は百均で手に入るタッパーで行っていました。
百均はアクアリストの強い味方ですね!
もし、何を使うかお悩みでしたら是非とも一考してみてください。
コメント