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熱帯魚を始めたばかりで、混泳のオススメ熱帯魚として「オトシンクルス」がよくあげられます
わたしもそれには同意しますし、とても魅力的な熱帯魚であることも間違いないと太鼓判を押しますね!
![](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC_4503-1024x576.jpg)
しかし、
飼育したり情報を集めたりすると、「オトシンクルスは餓死しやすい」と思うことがあるでしょう
オトシンクルスの死因では、間違いなく原因の最たるもの…
他にも、水合わせも難しかったりします。
長年オトシンクルスを飼育して、確立した飼育方法
そのうちの餌付け方法(餓死の防ぎ方)を今回のテーマとして書いていきます
参考になりましたら、Twitterやブログにコメントを下さい
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オトシンクルスの食性
これについては、
既に調べている方もいると思うので飛ばしてもかまいません
結論から述べると、雑食性です
ここからは、わたしの経験になるのですが、調べていて気になることが多々あります
ネット記事でこんな内容で書かれていませんか?
「オトシンクルスは植物食性よりの雑食性」
「植物性のエサを好んで食べる」
本当にそんなことありますかね?
![](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC_4527-1024x576.jpg)
![](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC_4527-1024x576.jpg)
オトシンクルスの飼育で失敗した方で、こんな経験はありませんか?
植物性の材料が中心の「プレコのエサ」を使ってもあまり食べなかったことです
わたしは何度か試してみた結果
食べることは食べます。
しかし、好んでは食べていませんね
では、自然界のオトシンクルスは何を食べているのでしょうか?
南米のアマゾン川などの河川に生息していて、河川では流れてくる動植物の有機物(死骸など)やコケ、微生物を食べていると考えられます。
(底生の)ゾウリムシやワムシなどの小さな動物性の微生物は、コケなどの表面に生息しているものもいます
コケを食むのと同時に食べているのでしょう
この食べているもののほとんどが目に見えるか見えないくらいの大きさであるため、我々には分かりません
![ヒルワムシ](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC_4407-1024x576.jpg)
![ヒルワムシ](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC_4407-1024x576.jpg)
しかし、
コケは削れていくのが分かるので、オトシンクルスは「コケが好き=植物食」であると思われる要因をつくっていると考えられますね
一方で、健康に保つためには植物性のエサもあった方が良いらしいので、その点は否定するつもりはありません
その点を踏まえて、飼育環境とエサを選びましょう
オトシンクルスのエサ
人工飼料
わたしがオススメするのは、コリドラスのエサです
動物性の材料が主体で、よく食べます
また、沈下性であり、オトシンクルスが食べやすい形状をしているものが多いですね
「ウエハー(ウエハース)タイプ」と「タブレットタイプ」を選びましょう
「顆粒タイプ」は食べにくそうですね
わたしは大きさが調整しやすいウエハータイプを使っています
プレコのエサよりもオススメな点が他にもあります
エサとしての匂いが強いらしくて、見つけやすいみたいです(エサと認識しやすい)
また、他の魚のエサとしても併用可能という点です
こちらがよく使っているオトシンクルスとコリドラスのごはんです
Tetraさんの「テトラ ウエハーミニ」です
大きさがちょうどよくて好きですね(オトシンクルスの写真で食べている餌はこれです)
![](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC_3624-scaled-e1625284836102-869x1024.jpg)
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もちろんコリドラスのエサはデメリットもあります
コリドラスのエサは水を汚しやすいです。脂質やタンパク質が多いですからね
一方で、エサの食いつきが悪ければ、結果として水を汚します。
そのため、趣向性の高い餌はデメリットはそこまで問題視しなくてよいでしょう
人工飼料を選ぶ基準として
- 沈下性である
- 食べやすい形状である
- 食いつきやすい動物性のものが無難
- 可能であれば量が調節しやすいもの
- 溶けにくいもの(水を汚しにくい)
こちらの記事には、与え方など載せております。
オトシンクルスの楽な点は、口径(口の大きさ)を気にせずエサを選べる点です。遊泳する魚種の場合は口径よりも小さなものが好ましいでしょう。他の魚を飼育しているのであれば参考にしてみると良いかと…
![](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC_4363-1024x576.jpg)
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![](https://image.moshimo.com/af-img/4845/000000069149.jpg)
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生エサ・冷凍エサ・乾燥エサ (オススメ度 〇 → △ → × )
与えすぎると消化不良を起こすと思うのでほどほどに
わたしは、人工飼料をオススメします
これらは参考程度に
〇 ブラインシュリンプ
食べますね
ただ、様子を見ていると、底の方に沈んだものを食べている感じがします。
そして気づくまでかなり時間がかかります
あと、気づいた時の反応が面白いですね(笑)
![オトシン](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/06/DSC_2586-scaled-e1623061533214.jpg)
![オトシン](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/06/DSC_2586-scaled-e1623061533214.jpg)
あ!ごはんだ!!
どこどこどこどこ~????
探しているのが分かる反応をしてくれます
でも食べるのがヘタクソですね…
食べ残しもあるので、他の魚が一緒にいればそれも少ないかと思います
〇 冷凍アカムシ
集まってきますし、食べてはいます
そして、喜んでいます
しかし…
食べにくそう(笑)
大きいものは吐き出していますね
食いつきという点では良いかと思います
〇~△ 乾燥イトミミズ
食べます
そして、吐きます
好んで近寄ってきてはいます
アカムシ同様大きいものは吐き出します
コリドラスと一緒に飼育していると食べ残しはなくなると思います
これは、様子を見ながら与えてください
オススメはしにくいですね…
使うときは、シリンジなどで水を吸わせて沈めて与えましょう
△ タマミジンコ
食べないことはないと思いたい…
わたしは食べているところをほとんど見ませんでした
1回だけあるのが、死骸となって転がっているミジンコを食べていました
泳がせておいても問題はないと思いますが、食いつくとは別ですね
![](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/06/DSC_2602-scaled-e1623049058761-610x1024.jpg)
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× 乾燥ミジンコ
これは、やめた方がいいかと
まず、沈まない
そして、食べないです
そもそも、エサとして余りやすいので、わたしは買いません
△~× きゅうりなどの野菜
もはや、最終手段にして
めんどくさいエサ
きゅうりは生で与えましたが…
う~ん…削ったあとは、あるか?ないか?
微妙なところです
茹でたホウレンソウを与えたこともありますが、水が汚れます
くっついてはいました
管理ができないのであればやめた方がいいかと…
![](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC_4310-1024x576.jpg)
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勘違いしてほしくはありませんが、このような餌も有効ではあるとは思います。
しかし、栄養面が分からないのと、1日で食べきることはないため、長期飼育を考えるこのブログではススメにくいですね。
そのうち、検証してみたいと思います
餓死を防ぐ環境づくり
オトシンクルスを飼育しているけど、何を食べているか分からない方
これらが当てはまるのではないでしょうか?
流木
これは経験談なのですが、
流木を入れた水槽のオトシンクルスの餓死はかなり減りました
もちろん、必須ではありませんよ
流木のない水槽でも元気に泳いでます
流木の表面は、流木の有機物を分解するバクテリアが沢山生息しているので、それが非常食になっているのか、よくペロペロしています
隠れ家としても優秀ですし、レイアウトの一部としても機能します
悩むくらいなら入れて損はありません
![](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC_4358-1024x576.jpg)
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ソイルと照明
この組み合わせはコケの発生を目的としています
コケまみれの水槽をつくれといっているのではありませんよ
我々には見えなくてもコケはいます
それらを発生させることが目的です
普通にコケまみれになったら通常通り対処してください
目視できるコケを減らしても大丈夫だと思います
逆に照明のない水槽では、初心者のオトシンクルス飼育はハードルが上がるのでは?と考えます
わたしの水槽では上記の人工飼料しか与えていませんが、3年以上生きている個体がいます
植物性の栄養はコケからとっているのではないかと考えます(一応、餌の中にスピルリナなどの植物性飼料はあります)
あと、ソイルの表面にもコケや微生物がつきます。その点も優秀です
一方で、ソイルがを使っていない水槽でもオトシンクルスは問題なく飼育できていますので、必須ではありません
ですが、照明はあった方が良いでしょう
![](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC_4389-1024x576.jpg)
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これはコケまみれすぎです…
PSB
PSBの投与を行っています
これはオススメです
水替えには毎回入れています。
メダカの稚魚の飼育で投与していましたが、これの有無で成長に差がでたので、これが初期試料になっているのかもしれませんね。実績があるので好んで使っています
アミノ酸やビタミン配合が魚にもいい影響を与えていると思いたいです(これはあくまで個人の感想です)
![](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/06/DSC_2574-scaled-e1625282133214-1024x477.jpg)
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水草
これは確実にあるといいですね
種類はとくにありませんが、葉が大きいものがいいかもしれませんね
隠れ家として機能しますし、かじることもあるでしょう
ですが、これはお好みです
現状で入れているものがあるのであれば、それでよいかと
水草の表面にもバクテリアやコケは付きます
主にそれが目当てです
![](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/06/DSC_3371-1024x576.jpg)
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混泳
意外に思われるかもしれませんが
混泳するのは餌付けの上で有効な手段です
とくに同じような層で生活する魚と一緒に入れると効果がありますね
魚は、魚の集まるところに、集まってくるので
エサがあるところに他の魚が向かうと、つられてやってきます
オトシンクルスは底層に生息するので、
わたしはエサ慣れ前のオトシンクルスとコリドラスはセットで混泳させていますね
1つ注意点があるとすれば、
魚種によっては他の魚の分も食べてしまうことがあります
今回は、餌付けを目的としているので、後に水槽を分けるなどの工夫をしましょう
![](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC_4485-1024x576.jpg)
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ショップに相談
何を聞けばいいか初心者は分からないと思うので
今回の件ではこれを聞いてみると良いかと
「エサは何を与えているか?」
当たり前に思うかもしれませんが、
オトシンクルスでこれを聞かない方は多いのでは?
質問するのは、「どの商品か」ですよ
商品名を聞き出しましょう
プレコのエサです。コリドラスのエサです
と言われて引き下がらないでください。
この程度の質問で、嫌な顔をされるのであれば、今後その店とのお付き合いはやめた方がいいです(店員さんによるかもしれませんがね)。そもそも向こうも商売なので安心して聞いてください。答えてくれるはずです。聞いても問題ない事ですよ
あと、購入するときは、水槽にエサが入っていればそれの観察を行いましょう
人工飼料であれば、その減り具合や食べている個体(お腹の膨らみ具合)などです
ショップの水槽状態の観察はアクアリストであれば必須です
最初のうちは
病気の有無・痩せた個体・魚の泳ぎ方・ヒレの状態
このあたりに気をつけるといいですね
オトシンクルスの選び方から、既に飼育難易度の違いは始まっているのです
![](https://ankimoblog.com/wp-content/uploads/2021/07/DSC_4430-1024x576.jpg)
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![](https://image.moshimo.com/af-img/0758/000000022249.png)
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最後に
また必要がありましたら追記していきます
今回はオトシンクルスを餓死させない方法に焦点を置いた記事になりましたが、Twitter等で要望がありましたら、違う記事を書いていきます
ちなみに、購入1週間無給餌の記録がこちら
こちらの考察は上記の餓死対策の裏付けになります。
上記の内容に半信半疑な方は見てみて下さい(*´ω`*)
他には死因が餓死ではないこともあります。
器具の配置や商品について知ると対策ができますね!とくにヒーターは…
最新版の飼育方法はこちらになります
この記事が良い!ためになった!と思いましたら、
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今回はここまで
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