この記事は初心者向けの記事です
ウイローモスをはじめてみようかな~と、
興味をもたれたのであれば、それを後押しするような記事になります。
意外にも簡単な水草なのでお試しあれ!
ウイローモスってどんな水草?
まずはじめにどのような生体であるか確認しましょう
よく水草としてカテゴライズされているウイローモスですが、
草というよりは苔(コケ)の仲間です
苔は、写真のような日が直接射さないような水辺によく見ますね
他には、湿った岩や樹木、地上にも見られます
わたしがよく戦うコケとは別物なので、
以下、苔と表記していきます
そのような苔の中でも、
ウイローモスは水の中や水辺に生息する苔なのです
基本的には水中で育成していることが多いですね
一方で、湿度管理を行って、水上で育成することも可能です
これについては、慣れてから試せばよろしいかと思うので、今回は割愛します
今回は初心者向けなのでご了承ください
水質は中性~弱酸性で、光量は普通の水槽用ライトで十分です
お値段もピンキリで
店で売られている値段は300円くらいのものから
1000円を超えるものまで様々です
店によっては余ったウイローモスをカップで売っていたりするので、それを狙うと安いですよ!
種類によって葉の形や伸びる形状が異なり、お好きなものを探してみてください
とりあえず、ウイローモスと店で売られている適当なものでも最初はかまわないと思いますよ
(ウイローモス好きには怒られそうですが…)
ウイローモスについては
始めてみて、そこから学び、どのように水槽で管理していくか
実際にやってみてから、こだわった方がいいです
「百聞は一見に如かず」という言葉が当てはまる水草です
育ててから考えましょう!
必要なもの
以下のものは、育成や下処理に使うものをまとめました
必ず必要なもの
・照明(ライト)
・石や流木
・水槽
・ヒーター
・糸や専用接着剤
・ハサミ
無くてもよいもの(あればなお良い)
・ソイル
・栄養剤
・CO2添加器具
・霧吹き
・ピンセット
・タッパーなどの容器
照明や水槽については、現在使用しているもので問題ありません
一応、照明について補足すると、光が強すぎるとウイローモスよりもコケが生えることが多いように感じます
ある程度の光は必要ですが、強い光は必要ないかと…
セットする位置を工夫したりして対応しましょう
ヒーターは冬を考えるとあった方がいいですね
低温でも生きていくことはできますが、枯れてしまうリスクを考えるとある方がいいです
熱帯魚やエビなどの生体を飼育している水槽であれば
照明とヒーターさえあれば1年中育成することは可能です
個人的にはソイルや栄養剤、CO2添加はお好みだと考えています
必須ではありませんし、なくてもキレイに育ちます
もちろん、あるに越したことはないですが、
使いこなさなければソイルや栄養剤はデメリットが目立ちます
石や流木については個人的な意見ですが、
流木をオススメします
理由はいたってシンプル
流木の方がウイローモスが付きやすいからです
残りのものについては次の項目で説明しましょう
ウイローモスの付け方
ウイローモスは普通の水草とは違い、石や流木に活着させて使います
ソイルや砂利などの底床に植えて育てるものではないのです
今回は30cm水槽で使っている流木に巻き付けていく過程を記載していきます
でははじめに、
今回使用するウイローモスはこちら
ほとんど枯れかけ
BIO クリスマスモス
いや~、安くなってました(笑)
こちらのクリスマスモスという、ウイローモスは、人気種の「南米ウイローモス」と見分けがつきにくいとかなんとか…
安く入手し、キレイなレイアウトになるなら、問題なし!
枯れかけでも、モスはモス
彼らの生命力をなめてはいけません
今回、流木に巻くために用意した糸はこちら
ADAさんのモスコットンです
これなのですが、他の細い糸で代用可能です
裁縫に使う木綿糸でも、号数の低い細い釣り糸でもかまいませんよ
このモスコットン
昔、使っていまして
やはり使い心地が良いんですよ
巻きやすいですね
ただ、お値段が600円以上するので、他のものでもかまいませんよ
それでは巻いていきましょう!
売られているときは塊であることが多いので、
そんな時はハサミで張り付けやすいように刻みましょう!
今回は傷んでいるものが多かったので長いものだけカットして貼りました
このようにタッパーがあると管理が楽ですね
この後、巻いていくことを考えながら
1~2cmくらいにカットしてペタペタしましょう
(このとき、ピンセットがあると貼りつける量を調節しやすいです)
流木の選び方なのですが(これが結構大事)
次の写真のような流木が巻きやすいですね
形が歪なものは巻きにくいですし、丸みのあるものや大きな面になっているものも、最初はやめた方がいいです
巻きたい部分が棒状で起伏が少ないものがいいですね
写真では、真ん中にちょこんとモスを乗せています
照明が当たる部分のみに付けられればいいので、完成像をイメージして、このようにペタペタと貼り付けましょう
ここで1つポイント
巻くときのことを考えて、溝がある部分やくぼんだ部分には付けないようにしましょう
巻きにくいと思います
貼り付けたものがこちら
もう少し貼りつけてもいいですが
今回は分かりやすく控えめに…
1つ注意事項を
作業の合間にウイローモスは湿らせてください
乾燥すると枯れやすくなるので、霧吹きなどで湿らすと良いでしょう
さて、この後が少し難しい作業です
最初の結び部分を作り
ここを始点に巻いていきます
結んだときに余る糸はできるだけ根元でカットしてください
巻くときに邪魔になります
写真のように巻いていくのですが
ここでポイントを1つ
巻くときはできるだけ細かく巻きましょう
粗く巻くと上手く活着できなかったり、取れてしまうことが多いです
写真を見るともう少し細かくてもいいかもしれません
しっかりと最後の結び目を結んだら完成です
こんな感じで完成像をイメージするといいですね
糸を巻くのが苦手という方の多くの場合、
そもそも選んでいる流木が巻くのに適していないものだったりしていませんか?
楽にいきましょう
簡単な流木から始めればいいのですよ
慣れてくると、30分くらいで2本目までいけます
ウイローモスの大変なところ
オススメするからには、管理上大変なところも説明します
・生命力が強い
強すぎます
トリミングした破片が水槽内にあると、気づけばそこから伸びてきます
レイアウトの構成にもよりますが、隣接している石や流木、器具などに活着します
最初のレイアウトには注意をしてください
あと、トリミングするときは必ず水槽の外で行い、破片が残らないように気をつけてください
昔の写真ですが
こんな感じでスタートしましたね…
・ゴミが溜まる
細かい粒子のようなゴミが溜まりやすいです
トリミング時に軽くゆすいで落とせばよいのですが…
問題は、放置して底床を覆ってしまったときです
絨毯みたいになりますと、プロホース等で吸い出さねばなりません
上の写真の続きです
これがこの後…..
放置した結果こうなりました(笑)
どうして、こうなった….
まあ、キレイなのですがね…
ちなみにCO2の添加はありません
照明の今と比べ貧弱なものを使っていました
大まかにあげるとこの2点ですかね
ウイローモスの良いところ
見た目以外の良いところをあげていきます
・エビが増える
これは経験者なら分かるはず
稚エビのシェルターとしてとても機能します
気づいたらその隙間からワラワラでてきますね(笑)
・非常食
これは現在検証中なのですが、
オトシンはウイローモス好きなんですかね?
なんか止まっているのを見ますね~…気になる
それはそれとして
エビの非常食になります
バクテリア豊富そうですしね
そのため、食害にもあいやすかったりします
これについては良し悪しがありますね
・よく育つ
良く育ちますね~
他の水草が伸び悩んでいても、成長していることが多い気がしますね
勢いがのると水中の栄養をガンガン吸ってくれているのでしょうかね?
それならばなおのこと助かりますね
最後に
いかがでしょうか?
水槽に導入してみたいと思ってくれましたでしょうか?
わたしの水槽では、キレイなレイアウトの写真は残念ながらありませんでしたが(笑)
今回制作した流木を今後も管理していくので、上手くいけばキレイなウイローモスのレイアウトをお見せすることが叶うかもしれません
難易度についても
ウイローモスをはじめてつかった、中学生の自分でも問題なく増やすことができたので、そこまで難易度の高い水草という印象はありませんね
少し手がかかりますが、オリジナルのレイアウトをつくる一助となる水草です
これを気に始めてみてはいかがでしょうか
今回はここまで
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