オトシンクルスの人工飼料について

オトシンクルス

こんにちは

あんきもです

今回は、今まで掘り下げて説明していなかった

オトシンクルスの餌についてのお話になります。

今まで内容と被っている部分もありますが、最近試した内容も含めた最新版です。

ご自身の飼育環境と照らし合わせて、考えてみるのも面白いかもしれませんね(*´ω`*)

これまで使ってきた器具についてはこちら




オトシンクルスは何を食べるのか

オトシンクルスはコケを食べることで有名なお魚です

そのため、植物性の餌をショップではオススメされますね。

具体的には、プレコの餌をオススメされると思います。

では、植物性以外のものは食べないかというと

そんなことはありません。

動物性の餌にはよく集まってくれます。

そこで気になってオトシンクルスが好んで食べるようなコケを顕微鏡で見てみたところ、原生生物などが多く確認できました。

コケの中のヒルガタワムシ

写真のワムシは自然発生したものですが、ネットでも培養しやすい淡水ワムシは売っています。

新しく購入したばかりの個体は

これに関係なくコケをもぐもぐしているのを見ますが、長く続きません

そのため、餌付けして問題があることは少ないと私は思います。

(餌付けをしてコケを食べなくなったと言われても困りますが…)

結論を先に述べますが、

オトシンクルスはなんでも食べます

しかし、そんなことはないと思われる方もいるかと思います。

他には、餌の良し悪しを思う方もいるかもしれませんね

矛盾することを早速述べますが

適当になんでも与えれば良いというわけではありません。

では餌選びのポイントについて次にあげていきます

餌選びのポイント

餌選びのポイントは3つ

  • 形状
  • 性質
  • 材料(原料)

それぞれについてみてみましょう

・形状

形は立体的なものよりも平たいものがオススメです。

平たい方が、転がりにくく食べやすいみたいです。

大きさは写真くらい小さいものが良いですね

大きさについては、割って使ってもいいので参考までに考えて頂ければと思います。

サイズについての根拠は

食べる量を調節しやすい点のみなので、

例えば、ヤマトヌマエビなどに持ち去られることを心配するのであれば、プレコの餌などの大きなものを使って、余ったらスポイトなどで回収すれば解決します。

では、逆に小粒では問題があるかというと、餌場を用意すれば食べやすいようですよ

主に、オトシンクルスが食べやすそうな面積を意識するといいですね!

・性質

沈下性のものが良いです。

オトシンクルスは底生魚なので、これは結構重要です。

浮遊性のものを沈めるのも方法としてはあるのですが

餌の時間にバタバタしていると警戒されることがあるので、オススメはしません。

具体的な例として、

金魚の餌やメダカの餌は沈みにくく、散らばるので、オススメしませんね。

他には、飼育環境によって気にした方がいい点としては

餌の固さについて

やらかい物の方が食べやすいようなのですが

他のお魚に盗られたり、水の流れが速かったりする場合は固いものを選ぶのをオススメします。

これでお悩みでしたら考えてみるのも1つですよ(*´ω`*)

・材料(原料)

これについては、考えることがいくつかあります。

前提として、食べてしまえばショップで熱帯魚の餌として売られているものであれば、原料は何でも食べます。

※気をつけてほしいのは、「食べる」ということに関してのお話です。健康面や長期飼育については考慮していません。

他のブログや動画でも書きましたが、嗜好性の面で動物性の餌をオススメしています。

しかし、コケを食む生き物であるので、植物性の原料があると良いのかもしれません。

そのため、どちらも含んでいるもので、動物性の原料が主体の飼料がどちらも叶えられそうですね。

他には、それぞれ用意するのもアリです。

動画解説

ここらについては動画にもまとめましたので、よろしければどうぞ!

具体的な例

私がよく使っていてオススメできるものや使ったことのあるものをあげていきます。

オススメする点や欠点などあげていきますが、もし参考にするのであれば自分の飼育環境や楽な方を選ぶのが良いかもしれません。また、欠点は改善できる場合もあり、克服できれば有用な餌もあります。

合わせて使い方も載せています(*´꒳`*)

あと、考え方の一例にしても良いかもしれません。

正直な話。似た餌は多くあります。

オススメしたものがすべてではありません。

先に言っておきますが、珍しいものや値段が高いものを勧める気はありません。

ネット購入で気軽に手に入り、安く量が複数選べるものをオススメしています。

むしろ、それも判断基準になっています。

ひかりクレスト コリドラス

この餌はかなりオススメできます。

名前から分かる通り、コリドラスの餌です。

理由は、

  • どこにでも売っている
  • 値段が安い
  • 量の種類が多い
  • よく食べる(誘引性が高い)
  • ふやけやすい
  • 原料に藻類を含む(植物性の原料を含む)
  • 大きさが丁度いい

私がこの餌を評価するポイントは、

ショップなどでよく見ますし、Amazonで入手できます。

そして、安い!!(ここが重要)

とりあえず試す餌としては、とても扱いやすいですね。

もしお試しであれば、小さい量から始めると良いです。

コスパが最も良い餌です。

他人にオススメすることを考えて選んでいるのもありますが、何より必要になったときの入手手段が多いのはかなり楽です。

他には、ガーリックパウダーが入っているせいか、ほどよく匂います。

これが誘引力に関係しているかと思っています。

一方で気になる点は

乾燥剤が入っていないので劣化が気になることと

餌が残ると水質が悪くなりやすいこと

環境によっては、ふやけやすいので散らばることがあることですね。

これらについては、

乾燥剤を別で入れ、ろ過を増やして対応してます。

コリドラスの餌なので、割り切って与えているのもあります。

ふやけやすい点は良し悪しです。場合によっては気になることもあるかと思います。

私は、1粒または半分に割って0.5粒の単位で扱っています。

この餌はサイズが絶妙に使いやすいのもポイント!

他の餌もそうですが、基本ピンセットで扱っています。

参考までに載せましたが、意外とこのサイズがショップでも見つかりにくいのでよろしければ活用ください(小さなお店だと見つからない)

余談ですが、ピンセットの大きさはかなり重要なので長くて使いやすいものを1本用意しましょう!(о´∀`о)

リンク先のものは長さが選べるので、用途に合ったサイズを選ぶと良いですね!

参考までに、私は28cmくらいのピンセットを多用しますね

ふやけやすく、散らばるため写真のように底床の中に入ってしまうこともあります。

これは餌場に器を使えば解決します。

近場にショップがある方は量の参考にして見てください

テトラ ウエハーミニ ミックス

この餌もよく使っている餌です。

主にひかりクレストコリドラスと使い分けています。

理由は、

  • よく食べる(誘引性が高い)
  • 溶けにくい(固い)
  • 値段が安い
  • 原料にスピルリナ(藻類)を含む(植物性の原料を含む)
  • 程よい粒タイプ

この餌の評価するポイントは

粒が崩れにくいこと、溶けにくいことです。

私は混泳水槽で使っています。

粒が小さいので持っていかれやすいですが、崩れにくいのでオトシンクルスまで餌がまわってきやすいです。

また、少し水流がある場所でも拡散しにくいので、使い方を工夫しやすいのもいいですね。

混泳飼育では、残りやすいものを使いたいです。

しかし、食べてくれない餌を使うのは結果的に水を汚すので、ほどよく残ってくれる餌が望ましいです。

これは嗜好性と両立するのが難しいので、これでお悩みならオススメできます。

気になる点は、単体飼育に向かないことです

少し固いので活発なときは食べきってくれるのですが、少し食欲が落ちているときは諦めてしまいますね。

逆に、混泳飼育で餌が盗られやすい場合に効果があります。

一応、小粒なので細かく数を調節しやすく、単体飼育であってもこの問題もに軽減できます。

使い方次第で推せるため、今回オススメしました。

特徴が良し悪しで考えやすい良い餌です。

そのため、私は使い分けてます。

DEL フィッシュフード SM

この餌は小粒系でオススメです。

コリドラスピグミーとの混泳水槽で主に使っています。

理由は、

  • よく食べる(誘引性が高い)
  • 値段が安い
  • 原料に海藻を含む(植物性の原料を含む)
  • 量が調節しやすい

この餌の評価するポイントは

小粒で細かく調節しやすく、食べ残しがかなり少ないです。

他の小型魚の餌としても優秀で、混泳飼育で勧めたい餌でもあります。

ちなみに、注意点は多いです。

というよりも、対策しながら使う必要があります。

まず、粒が広範囲に散らばりやすい

底床の隙間に入りやすい

エアレーションなどで舞い上がりやすい

ろ過に吸われやすい

これらは、人工的な餌場を作ると解決しますね。

オススメは少し深い容器です。

狙ったところに落ちない

太いスポイトやパイプを使って餌場に入れましょう。

底生魚を飼育するならこれらがあると便利です(*´꒳`*)

意外と、プロホースのパイプが使いやすかったりします(笑)

餌あげ用にはMサイズ。水替えに使うのはLをオススメ!

ちょっと対策すれば、かなりいい餌ですね。

このタイプのものは同じようなやり方で運用可能です。

ちなみに、他のフレークタイプの餌でも有効な方法なのでオススメですよ!

写真の餌がDELフィッシュフードです

ひかりクレスト プレコ

こちらの餌はよくショップで勧められているのを聞きます。

というよりも…

初めて行ったショップでは

「オトシンクルスにどんな餌を与えていますか?」

と最近聞いてまわっています。

大体これですね。

心当たりがある方も多いのではないでしょうか

さて、ここからは良し悪しを両方あげていきます。

良いところ

  • 食べやすい形状
  • 安い
  • どこでも売っている
  • 植物性の原料
  • ふやけやすい

私は1日絶食後に少し与えています。

このシリーズの良いところは入手しやすいこと

入手しやすいというのはかなり重要なポイントです。

悪いところは

  • 嗜好性が低い
  • 1が大きい
  • スポイトで吸いにくい

この嗜好性の低さが問題です。

正直、どうにもできないので、空腹と錯覚でごまかしています。

餌付けが済んでいて、餌場に集まっていれば、なんとかなります!

粒が大きいので割って使います。

使い切る前に捨てることが多いですが、その時は破片だらけになってますね…

食べてくれるのですが、飽きるのも早いですね。

ちなみに、この嗜好性の低さを利用して、混泳水槽で使う方法はあります

むしろ、この使い方がこの餌の最適解だと考えています!

嗜好性が低いというのも餌付けを終えたオトシンクルスには有効に働く場合もあります。

本当に使い方次第です。

これも乾燥剤が入っていないので、必ず入れて使いましょう。

量も一番小さいもので十分です。

この餌は、メダカやベタ、テトラくらいは突きますが、「テトラ プレコ」はもっと食べません。

動画解説

百均の熱帯魚の餌

少し前に話題になりました。

ダイソー商品「底生熱帯魚のエサ」です

正直、ひかりクレストプレコと差がありません。

違う点として、値段と粒サイズ。

こちらの方が、安くて小さいですね。

ちなみに、オトシンクルスたちにひかりクレストプレコと食べ比べをしてもらったのですが、絵にならないほど食べなかったです。ここまで温存していたネタでしたが、使いどころに困りましたので、情報を放流します。

(普段、嗜好性の高い餌を与えているため)

一方で、餌認識はしてくれているので、与える餌としては食べてはくれます。

酷評しているような文章ですが、植物性の餌としてはアリですし、混泳水槽で利用可能です。

何よりも値段と入手のしやすさは評価できます。

クレストフリーク ペコルテ (23.2.12追記)

このブログでもお馴染み

株式会社キョーリンのプレコ用人工飼料

実は半年近く使っていたりします

私が気になったのは、肉食傾向プレコ用というワード

動物性の成分と植物性の成分のどちらも入っているので、オトシンクルスに適した飼料だと思いました

使ってみると良く食べるのもポイントは高いです!

良いところ

  • 嗜好性が高い
  • 動物質・植物質の成分を含む
  • オトシンクルスの口に入りやすいサイズ
  • 量が調節しやすい

悪い点はDELフィッシュフードと同じなため、同様な対応で改善できます。

1つだけ違う点は、値段が若干高いこと

これさえなければ手放しでオススメできる良い商品です。

商品は意外と売られていまして、ホームセンターなどでも確認しました。

もし見つからなくても、ネットショップで簡単に見つかります。

入手手段が多いのはポイントは高いですね。

5/2追記

アンモニアなどは検出されませんでしたが、大量に与えていると水が臭います

嗜好性はかなり高い反面、水質に影響を与える餌である事は注意したいです

もともと他の餌と混ぜて与えていたので、

誘導用の餌として他のと混ぜて使うのが良いかもしれませんね💦

ザリガニ・エビのエサ (23.2.12追記)

マジかよ…

と、言われそうですが、真面目に考えてます

意外に思われるかもしれませんが、Twitterなどでエビの餌を食べるオトシンクル情報がちょこちょこ見かけます。

吉田飼料株式会社の甲殻類用の人工飼料です

最初は特価品を試しに購入して使っていましたが、これはかなり良いですね!

良い点も悪い点も上のクレストフリーク ペコルテと同じです。

値段もそこそこなのもgood!これは、ペコルテとの違いですね

そして、何よりも…

生エサと同じくらいの嗜好性!!

匂いがなかなか強いですね。このようなエサは水に成分が溶けやすいイメージがあります。

すぐに食べきれば気にならない部分でしょう

初期の反応が悪い時のエサとしてオススメできます。

基本的に、他のエサに混ぜて使うのが主です。

エサ食いが悪くなった時に効果的なエサではありますが、エサ食いが悪い時は原因が必ずあるので、根本を解決しないとこのようなエサでも食べなくなります。

嗜好性の低いエサと組み合わせたり、数日に1回に与えたりと工夫がしやすいエサです。

個人的には結構推せるエサですが、他の甲殻類のエサも良いかもしれません。

私は書かれている成分を見て判断しました。参考までに!

最後に

いや~…

本当に今まで書かなかったのが不思議なくらいの内容でしたね。

ちなみに生餌などについては他の記事であげてます。

思うことがありすぎて、文章量が多くなってしまいましたので

かなり文章を削っています…(主に使うところの注意点)

どのような人工飼料を使うかも大切ですが、どのように与えるかも大きなポイントです。

環境を整えるのも忘れないようにしましょう。

餌だけ変えるとどうにかなると思いがちですが…

餌の違いによる効果は全体の半分くらいに考えると良いでしょう。

水質の改善も効果的なので、飼育環境の見直しもできることの1つです。

(飼育環境の見直し>餌の改善)

できることからやってみましょう(*´ω`*)

今ある餌の与え方を工夫するのは作戦としてアリですので、これを見て慌てて買わなくても良いかと思います。

お困りでしたらTwitterでコメントいただければ、可能な範囲でお答えします。

お互いにオトシンクルスの飼育頑張りましょう!

オトシンクルス飼育商品についてのレビューはこちら

今回はここまで

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