オトシンクルスのお腹から分かる 痩せと抱卵

オトシンクルス

こんにちは

お財布も寒波に襲われているあんきもです(⁠´⁠;⁠ω⁠;⁠`⁠)

(これを書いているときは、10年に1度の寒波が到来している時期でした)

今回はオトシンクルス(並オトシン)の腹部について

飼育している個体が痩せているのか分からないことがありますね。

簡単に図解をして、ここを見れば分かるというものをまとめてみましたので、宜しければ最後まで見ていって下さい(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)

動画にもまとめました!

見やすい媒体で見てみて下さい(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)

どちらを先に見てもそれぞれ見どころがありますので、記事を読んでから見るのもアリですね!(記事の最後にもリンク載せておきます)

他にも、抱卵個体と太った個体の違いについても触れています。

何度も書きますが、オトシンクルスとして売られているお魚(並オトシン)に限ったお話になります。ネグロに関してはまったく参考にならない内容になりますので、お気をつけ下さい。

それではいってみましょう(๑و•̀ω•́)و




オトシンクルスのお腹

意外と知らない方もいるので軽く紹介を…

オトシンクルスの腹部の中心にはがあります。

ここを取り上げているサイトを見たことがありませんが、この部分が一つの見極めポイントだったりしますよ〜(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+

何故ならこの鰭(ヒレ)…

腹部の膨らみに合わせて位置が変わるからです!

図解するとなんとなく分かるのですが、どこのサイトもこの部分に触れないので、知らない方も少なくないはずです。

一方で、経験的に知っている方もいるでしょう(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)

痩せ個体の説明をする際にこの部分を伝えると分かりやすいかと思います

それでは具体的なお話をしていきましょう

太っちょ個体と痩せ個体

太っちょ個体と書きましたが、食後個体もこれに入ります。

図解するとこんな感じです

極端に描いてはいますが、痩せている個体は横から見るとこんな感じになっています。

臀鰭の付け根から、胸鰭にかけて凹む傾向にあります。

実際にはこんな腹部になっています。

太っている個体はこちら

どちらも購入から1ヶ月以内の個体を選んで載せています

初見だと少し分かりにくいかもしれませんが、膨らみによって腹鰭が内側か外側に寄っているかで判断が可能です

給餌後にここの位置が違うと感じたら食べていることでしょう!

腹鰭以外にもポイントになる部分があります。

それは胸鰭!

オトシンクルスの胸鰭は、閉じているときに頭部から尾部とほぼ平行に伸びている事が多いので、そこを基準に見てみるのも見極めるコツかと思います

この鰭よりも内側に凹んでいる場合は結構危ないです。

もちろん

食べたかどうかに言及するのであれば、給餌前後の様子で確認するしかありません

与える前に写真を撮っておくと比べやすいですね(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)

他の記事でもあげましたが、撮るときは真横から撮ると分かりやすいでしょう!

心の贅肉、魂にも脂肪。そして、オトシンクルスの肉付き

オトシンクルスの脂肪

オトシンクルスにも脂肪が付くのはご存知でしょうか?

私も解剖をして確認したわけではないので、経験則からそう思っているだけですが…

普段から十分餌を食べている個体と、そうではない個体の見分け方があったりします。

それを脂肪の有無で私は判断していたりします。

ヒトも含めて、脂肪は非常事態時のエネルギー源です。

それはオトシンクルスにも言えることだと考えいます。

絶食して観察している際に、明らかに脂肪(と思っているもの)が無くなっていくのが見られました。

この時の観察でよく見られたので、個人的にはこの結果に満足しています(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)

それでは、脂肪の有無について写真で見てみると…

この2匹の写真

どちらも脂肪が少ない個体です

えっ…?両方!?

と、思われた方もいると思います。

前提として、私が勝手に言っているだけなので、違うと思われたらそれで構いません💦

そして、こちらが脂肪付きの個体

何が違うの?

と、思われたでしょう

違いの明確な点が

腸の渦巻き

魚類も臓器の外側が脂肪で覆われるため、脂肪が十分ついたオトシンクルスはこの渦巻きが見られません。(暗い場所や角度が悪いと見えないことがあります)

逆に、緩やかに痩せてくるとこれが見えるようになるんですよね~(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)

急激に痩せる場合は、先に筋肉が無くなるので貧相になります

脂肪があるから大丈夫!!

脂肪がないからヤバイ💦

という話ではなく、ちょっとした豆知識的に考えて貰えればと思います

脂肪があっても急激な変化には対応できませんので、これを過信するのも失敗につかながります

余談ですが

私が高校生の時に透明骨格標本の作成を研究授業で行いまして…

飼育して亡くなったアカヒレをサンプルにしました。

結論から述べると、その行程で標本に向かないことが分かりました

原因が腹部の脂肪

タンパク質を透明化させても、腹部の脂肪が邪魔で失敗してしまったのですよ

そこで気になり、先生に詳しく聞いたのが今の考えにに生きてたりします

お魚の肉付きについても、その時色々と勉強しました。

話を戻して

腹部が膨らんでいても、脂肪が付いているとは限りません

脂肪が少ない腹部は膨らんでいたとしても、内側から腸が押されているだけなのではっきり見えますね。

そこまで重要ではないと話しましたが、長い間十分餌を食べられているか分からない個体の判別に使える情報ではないかと考えます。

脂肪がある方が健康という話もとくに聞いたことがないので、オトシンクルスの状態を把握する情報の一つとして考えてもらえればと思います。

オトシンクルスの肉付き

腹部に脂肪が付くという話はしましたが、他にもお肉がつく部分があります。

それは背中です。

かなり微々たる変化なので、結構分かりにくいです。

ちなみに、これが分かったから何か変わるかというと…

何にも役に立たない情報です…

観察の足しになるくらいでしょうか?この情報の有効活用を求めます(笑)

1つ思いつくのは大きさのお話

これはお魚あるあるかもしれないのですが、大きさの話をするときに全長で話をする方が非常に多いです。(多分、SNSなどで体長と言われているのは全長のことかと)

全長以外にもお魚には体高がありまして、これが大きい個体は結構水槽内で強いことが多い気がします。

肉付きの良いオトシンクルスは背鰭の付け根が盛り上がって大きく見えます。

傾向としてはメスに多いですね。

また、体高の大きいお魚は水槽内ヒエラルキー(カースト)の上位にいることが多いです(水槽内で強いということ)。

絶対的な強者というわけではないので、その傾向にあるとお考え下さい。とくにオトシンクルスでは、そのように感じにくいです。

健康的な個体は背中が大きくなって、見た目がだいぶガッチリしてきます。

腹部が大きくなっても体高は大きくなりますが、この部分もわずかに大きくなっていくので、年単位で見ていく楽しみがあります(*´꒳`*)

ところで、贅肉についてですが…

あのタイトルにしたかっただけで、とくにありません💦

抱卵について

他の記事でも載せましたが、オトシンクルスの抱卵は意外と容易です。

時間をかけて、十分栄養を与えて飼育していれば抱卵します。

私が長期飼育や安定飼育を目指したのもこれが理由です。

増やすにしても抱卵しなければ始まりません。

その為には栄養を蓄える時間が必要になります。

オトシンクルスの安定した飼育方法は、正直な話をすると、どこも曖昧な水準でしか情報が載っていません。

それは、当ブログも当てはまることだと思っています。だからこそ観察を続けて既存の情報の検証や新しい試みを続けています。

これからも頑張りますよ!

見分け方

話を戻して抱卵個体の見分け方

私は特徴さえ押さえれば、これは容易だと思いますよ。

こちらが抱卵個体です

どこに卵があるのか分かりますかね?

この場所に卵巣があります。

複数匹のオトシンクルスが水槽内にいて、その中に成熟したメス個体がいると、このように抱卵します。

この画像の右の底床上にいるオトシンクルス

この子も抱卵しています。

慣れると角度が悪くても分かるようになるのですが、肛門付近が黄色くなっているのに気づきます。

卵が多いと腹部がかなり膨らむ個体もいますし、模様越しにも卵が分かる個体もいます。

腹部が白いのに対して

臀鰭の付け根、つまり肛門付近が黄色いのが写真から分かりますか?

この子は、この時に栄養がまだ足りていないので、まだ卵の量が少ないですね。

前にあげた立ちオトシンクルス

この子も抱卵しています。

ここで気になるのが抱卵していないオトシンクルス

忘れてしまった方用に抱卵なしの個体もあげていきます

先程までの個体と違いが分かりますか?

分かりましたら、お家の個体を確認してみましょう(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)

ちなみに…

このように、薄っすら黄色い個体もいます。

この子は女の子で、この後に分かりやすく抱卵しました。

私はこの様な個体を見ると期待してしまいます((o(´∀`)o))

すぐに大量抱卵することはないので、毎日こまめにチェックしていると気づくこともあります

抱卵したらどうするの?

メス個体は抱卵前に脂肪が付くことが何度も確認されてます

太ってきたな〜!と思ったら、抱卵前の準備をしていると考えられますね

そして、これが最も重要な部分なのですが…

抱卵しても産卵しないことがほとんどです

抱卵=産卵 であれば…

私は既に何十回と産卵まで至っています

本当にね…。頑張っているのですがね…( ;∀;)

ちなみに、この子は交尾までいきました。

抱卵しても慌てる必要はありません!

抱卵しても慌てる必要はありません!!

とても大切なことなので2回書きました!

下手に隔離をすると衰弱死することがあります

現状が抱卵に適した状態だからこそ抱卵しているのです。

オトシンクルスの安定した隔離ができないようでは勧められません。

狙う場合は計画的に管理していきましょう。できるのであれば頑張ってください(๑و•̀ω•́)و

そもそも、産卵すると期待しすぎるよりも、その状態になってどのように水質を安定させていくかを考えた方が間違いがありません。

あと、気づいたら抱卵数が減っていたり、無くなっていたりします。

産卵した可能性もあるでしょうが、自ら処理した可能性が高いとお考え下さい。

(隔離した個体で何度か確認してみましたが産んでませんでした…)

何度も書きますが、オトシンクルスの抱卵は普通に見られます。

特別珍しいことではありません。

どうすればいいか

それは、水槽の管理を徹底すること、これが大切です!

隔離する場合も同様ですね。

一番の失敗は、抱卵個体を失うことです。我が家では、一度抱卵した個体は何度も抱卵しています。何度でもトライが可能なので、そのことは忘れないで下さい。

今後、これ以上のことが分かれば追記していきます。

どうすれば抱卵するの?

抱卵させる最低限の条件は3つ

  • 複数匹での飼育(5匹以上)
  • 十分な栄養を与える
  • 安定した環境で1年以上飼育する

たったこれだけです。

水質などの細かな条件はとくに意識したことがありませんが、もし気になるのであれば「日記」などの他の記事に時々の水質を上げているので見てもらえればと思います。

1年を通して水温以外は大きく変化が無いように管理しています。

与えている餌についてはこちらの記事を参照下さい。

最近のオトシンクルスを見ると、小型が多いですね。

我が家の近場にあるショップはオトシンクルスの入荷が少ないですし、ネットを見ていても最近高いです…

購入個体の多くは若魚であると考えると、1年以上の飼育を考えるのが基本になるかと思います。

今までの最速抱卵が、購入からだいたい半年だったので、すぐに抱卵はあまり考えない方が良いです。

長く飼育していくことを意識していけば、自然と抱卵しているのがほとんどです。

頑張って下さい!(๑و•̀ω•́)و

最後に

この記事は書いていて楽しかったですね(*´ω`*)

各サイトでも、腹部が膨らむとありますが…

正直、分かりませんよね(笑)

私も質問があったので、それも参考にして今回書く流れになりました。

そもそもオトシンクルスの腹部は幸せしかありませんからね( • ̀ω•́ )✧

この時にも「お腹を育てる」なんてワードがあったりと、意識して育てていくのも楽しいですぞ!✨

最高ですよね~(≧▽≦)

ご存じの方もいるかもしれませんが…

心の贅肉はFate/stay nightの遠坂凛のセリフから、魂にも脂肪はBLACK LAGOONのバラライカのセリフから頂いてます

余談ですけど、バラライカさん良いですよね~(*´ω`*)

小山 茉美さん(キテレツ大百科の初代コロ助の声優さん)が声を担当しています。名言が多いキャラなのでBLACK LAGOONキャラの最推しです(次点でダッチ)

アウトロー系のアニメ作品が好きであればオススメします!

変なことやっていますが

最近、まじめに書きすぎているようなので、たまには初心を思い出そうかなと…

そもそも普段から変なことを試しているので今更かもしれませんね(笑)

この記事が良い!ためになった!と思いましたら、

TwitterなどのSNSでリンクを貼って紹介して頂けると大変励みになります!

よろしくお願いします!

  

今回はここまで

コメント

タイトルとURLをコピーしました