オトシンクルスの餌についての考察

オトシンクルス

こんにちは

春独特の気温変化に着るものを選べないあんきもです。

今回もアンケート結果から考察記事を書くことにしました。

長くなってしまわないように内容を結構添削したつもりでしたが…。

また長くなってしまいました…( ゚д゚)

文章の構成上、分けて説明すると行ったり来たりすることになるので、1つにまとめることをしましたが、読みにくかったらすみません💦

気合い入れて書きましたので、最後までお付き合い頂ければと思います!

それでは行ってみましょう!(๑و•̀ω•́)و




〇食べる餌について(ボツ案)


始めに、このお話はどのサイトでも取り上げられていることと異なり、信憑性に関しては読者に委ねようと思います。

早速ですが、食べる餌について…

オトシンクルスはなんでも食べます

このような解答を見たかったわけでは無いのも承知しています。
この詳細については下に書いていきますのでご安心ください。

・餌は植物性のものしか食べない?

まず、ここでお話したいのは

「オトシンクルスはこれじゃなきゃ食べない」

というものが基本的にありません。

しかし、他のサイトや過去の雑誌であげられている「草食性(植物食性)の強い雑食性」というものを見るかと思います。

これは少なくとも「オトシンクルス」として売られている通称“並オトシン”と呼ばれる種類には当てはまらないものと私は考えています。

オススメの人工飼料を記事にしながら様々なものを試している私としては、
雑食性であるというもの以上のことはないと断言します。

オトシンクルスの他の種類をあげていけば植物食性や動物食性のどちらかに寄ることはあるかと思いますが、“オトシンクルス”に人工飼料を与えるのであれば、この偏りは気にする必要がないと思います。

これは、野菜や昆布などを与えるというものも同様です。これらについては後に書くのでここでは割愛しますが、「食べるor食べない」に関して述べるとそうなります。

一方で、このサイトでもオススメしないような餌もあります。
この「食べる餌について」のテーマでは、極論として「食べるor食べない」という部分でのみ見て考察しています。他の記事のオススメとはまた異なるお話になりますので、その点はご理解下さい。

何故このような話を最初に書いたかというと

「他では食べたという事例がある」という読者自身の情報との違いで混乱を与えない為です。

オトシンクルスは食べる・食べないで考えると熱帯魚の中でも食べられる物が多いお魚です。

「他の人の情報では食べると書いてあったけど、うちでは食べなかった。
だから、あの情報は信用できない。」

そのようにオトシンクルスの餌について考えている方がいましたら、うちブログで書いている餌についての記事も信用できない情報になります。

一応、好んで食べる系のお話はこの限りではありませんので、この話は「この餌を食べた」という報告についての情報の真偽が対象ですね。好んで食べている関係の話は今回のテーマとは別に考えて下さい。

つまり、多くの情報では「相手が嘘をついているわけではない」ということがほとんどです。
一方で、「食べてくれないうちのオトシンクルスが特殊なのか」というと、そういうわけではありません(これについては記事の後半に書きます)。

・どんなものを食べたか

今まで、私の飼育中でオトシンクルスが口にしていた物を観測できた範囲であげていくと…

  • 人工飼料(プレコの餌、コリドラスの餌、フレーク状飼料、エビ・ザリガニの餌、肉食魚の餌など)
  • 茹でた野菜(ブロッコリー、ほうれん草、キャベツの芯など)
  • マジックリーフ
  • 水草
  • 微生物(ヒルガタワムシやミジンコ、アルテミアなど)
  • コケ(珪藻、薄く張り付いた緑藻)
  • 底に溜まった堆積物
  • 魚やエビの死骸     など

後半の方は変な物が多いと思います。
今回の基準は舐め取って腹部が膨れたという部分に焦点を置いています。
腹部の変化は見られませんでしたが、水面をひたすら食む個体も確認しています。

ちなみに、藍藻についての報告をSNSで見ますが、この基準に合うような現象を目撃することはありませんでしたし、そのような環境に置いてもオトシンクルスが藍藻を食べるという行為を見ることはなかった為、藍藻を食べることはないと思っています。
ミジンコなどについてはまた別の記事でお話致します。

絶食した状態では堆積物を口にして腹部が膨れていることが何度も実験水槽でありました。

栄養的にも健康的にも良い行為ではありませんが、今回のテーマでは一考するような情報になります。それと同じように、新鮮な死骸に食いついていたという話もあります。

念を押しますが、これらは私が観測した限りのもので、
「健康的に」「安全に」飼育するという話とイコールではありません。
これを食べるから餓死を防げるというものでもなければ、健康に育つということとは無縁なものも口にしています。

・オトシンクルスはなんでも口にする

今回上記のリストを取り上げて伝えたいのは
それほどまでに「なんでも口にする熱帯魚」であるということです。

だからこそ、様々な情報があります。

ここで覚えておいて頂きたいのは、様々なオトシンクルスの食に関する情報には
少なくとも「口にしたという事実だけが存在する」ということです。

口にしたからといって、それが本当に適切であるかどうかは未知数である情報とお考え下さい。

例えば、日常生活で偶然に髪の毛が口に入ってしまった経験がある人は少なくないと思います。
吐き出せれば良いのですが、そうすることもできず飲み込んでしまっても、特段害はなくそのうち出てくると思います。

オトシンクルスも偶然口に入った物を飲み込んでいるだけであることが多いので、
「口にした=食べている」と考えるのは早急すぎるということです。

うちのブログでは人工飼料にしても数ヶ月以上試したもので、その良し悪しを含めて書いています。
安定的に肥えるような餌であること、使ってみたけど適切ではない餌であること、などをあげています。

微生物の供給に関しても何度も試して行っているのはそのためです。
食べたという事実だけをあげるのであれば1日でできます。しかし、厳密に述べるとそれは口にしたというだけなので、口の中で転がして吐き出したりすることもあります。
偶然口にしたという部分を考える必要性がありますね。

偶然飲み込むこともあるので経過を観察してみないと何とも言えないことが多々あります。
うちのブログを含め、その程度の情報がネット上には溢れています。どの情報も鵜呑みにしてはいけないので、話半分くらいに考えて下さい。うちのブログなんかはとくに…

あと、たまに見かける死骸を食べてくれる系のお話は病気の温床になるだけなので、死体はすぐに回収して下さい。

オトシンクルスが食べるかもしれませんが、ほとんどが見向きもしません。

・コケについて

たまに”コケしか食べない””コケが無いと死ぬ”というものを見かけますが、少なくとも3ヶ月間はオトシンクルスはコケが全く無くても問題ないのは確認しました。

いろいろと水槽を作って試した結果、食べているものから”コケが無いと死ぬ“というのは古すぎる情報であると言えます。

TwitterなどのSNSを見るときは気をつけて下さい。

そのSNSでもコケを食べるという部分について、様々な報告があるオトシンクルス。
複数種のコケについての話があっても、多くのサイトで茶ゴケに対して効果的との情報になっています。

そこで、よく初心者が勘違いする部分を先に訂正したいです。

コケのあるところに付いているからコケを食べている。
そのような考えは捨てましょう。

藍藻もそうですが、張り付いてペロペロしているうちに結果として剥がしたということが多いです。

厳密には付いていた場所から剥がれた結果、取り除いた(ように見える)ということがオトシンクルスでは非常に多いということです。その破片がまた別の場所で増えるだけなので完璧な除去ではありません。

とくに藍藻なども含めて、コケの除去という部分を読者は気にするところであり、その性能を知りたいと私は思います(私もそう思うので)。
コケの除去についての情報で、経過ではなく単発的な部分を見ての情報というのは、正直言って「コケ取り生体」として調べたいときに邪魔な情報と言えるでしょう。書いた側の問題でしかありませんが、このような情報が溢れていることも「コケ取り生体」ではよくあることなので、基本的には疑って下さい。

張り付いていたから食べている。
ペロペロしていたから食べている。

それだけで判断されないようにしてください。

「うちのオトシンクルスが藍藻食べてたもん!ペロペロしてたもん!!」
という話であれば、
まだメイちゃんの「トトロいたもん!」の方が信憑性は高いです。

〇野菜や昆布について(検証予定など)

これはいずれやらなくてはいけないな、と思っているテーマです。
ちなみに、既に何度か行っていますので、食べることは確認済みです(上のリストにもありましたね)

何を行うかというと

・人工飼料との嗜好性の比較
・食べた基準について
・表面の微生物相の変化

少しこれらに触れていきます。

・人工飼料との嗜好性の比較(企画段階)

これは何度か行っているのですが、人工飼料に慣れたオトシンクルスでも茹でた野菜などをかじることがあります。
どちらにより集まるかというと、やはり人工飼料に集まりました

しかしながら、これで判断するのには少し問題がありました。

これは人工飼料に慣れたオトシンクルスを対象にしていたので、野菜や昆布に慣れていた場合そちらに集まる可能性が考慮されていないからですね。つまり、慣れた餌によって反応が変わることが考慮されていませんでした
これは余裕があればやっていこうと考えています。

方法としては、シンプルに「新しく購入した個体に野菜を与えて、慣れたころに人工飼料を与える」というもので確認しようと思っていますね。
これで野菜の方を好んで食べるようであれば、“1度慣れた餌を食べやすい”ということも考えられますので、得るものはあるかと思います。

個人的な見解としては、同じ条件では人工飼料の方に集まりやすいのは変わらないと考えています。
これは何度も複数の人工飼料で試した結果から考えられます。

一方で、「人工飼料には見向きもしなかったが、野菜などは食べた」という話もあります。個人的にはこれには諸説あると思っていまして、それこそ前の考察にあげた「食べた基準」がその情報の信憑性を分けると考えています。

・食べた基準について(内容検討・再検証・ボツ案)

先程少し触れていましたが「食べた基準」についての話を掘り下げていきます。
とはいえ、前にもあげた腹部についてのお話と変わることはありません。
腹部を見て確認するという判断基準は同じであるため、まだ知らない方はこちらをどうぞ。

今回のテーマの話は内容が非常に少ないことと、面白くないのでボツ案にしました。
というのも、食べた基準については変わらないので、内容のメインが餌の比較になるからですね。

これで試したのは、茹でたキャベツの芯と出汁をとった後の昆布を使っての検証で、期間はは半日で行いました。
ちなみに、キャベツは当時旬だった春キャベツを用いていました。

結果は、どちらもその時は食べなかったです。

人工飼料に慣らしていたことや茹で方、置いた期間に問題があったのではないかと思うので、再検証する案件であると思っていますね。現に、過去に食べているのは何度も目撃していますので、何か問題があったと考えています。

失敗しましたが、観察していて思うこともありました。

食べもしないのに付いていることが度々あったことが気になりましたね。
この行動は水草に止まって黄昏ているときにもあります。

初心者の方からすると、「止まっている→食べている」「少しかじった→食べている」と思いがちですが、この行動自体が通常運転なのです。この評価の仕方がYouTubeなどでよく見るため仕方がないのですが、「オトシンクルスはなんでも口にする」ということを念頭において考えて下さい。

長時間くっついているではなく、長時間かじっているのであれば食べていると判断しても良いかもしれませんが、オトシンクルスは止まり木感覚で野菜や昆布に止まっていることがあります。

一方で、何匹も止まっている状態でかじっているのであれば食べている可能性が高まります。
オトシンクルスは餌場を認識すると集まってきますので、樹液に群がるカブトムシ状態ができていれば可能性がありますね。オトシンクルス王者決定戦です(?)略してオトキング(??)

ドラえ○ん「春キャベツ〜の芯」

現在検討しているのは、「加工した野菜の柔らかさの比較」です。

やはり、柔らかい状態の方が居つきやすい可能性があると思います。他にも、オトシンクルスは試し打ちのようにかじることがあるので、柔らかい状態であればごはんだと気づいて食べてくれるようになるでしょう。

ちなみに、この試し打ちみたいな行動があるため、人工飼料の給餌量を多めに与えることが餌付けの近道だったりするのです。

・表面の微生物相の変化(考え・企画段階)

これは既にTwitterで似たようなことをあげていましたが、表面の微生物相の変化の影響があるか今後行っていきたいですね。

先日、Twitterで少し小出しにしたのは、マジックリーフでの推移についてのお話でしたね。
これは他テーマの話なので今後詳しくあげていくかと思います。

方法としては、投入した野菜や昆布が腐敗していくまでの過程で、食べ始めた頃の餌表面とそれまでの餌表面を顕微鏡で観察して比較するシンプルなものです。これで食べ始める大まかな期間が分かるので、今後やっていく上での有効な情報にもなりますね。

個人的には、面倒くさいので茹でるのではなく、レンチンでできないか考えていたりします。
どのような加工であれば有効であるか、楽ができるかも分かるので、これも有用な情報になるかと思います。

話を戻して、この表面の微生物相の変化について。
マジックリーフでは1ヶ月以上の期間入れて比較を考えていましたが、これらは数日でできるので、その期間での採取で微生物相の変化を観察予定になります。楽ちんです

マジックリーフにいたヒルガタワムシ
マジックリーフにいたヒルガタワムシ

現状、オトシンクルスの食べていそうな微生物候補筆頭が「ワムシ類」であるため、これらが現れ始めた辺りでかじってくれると良いのですが…

個人的なこの結果予想としては、微生物相の変化に関係なく食いつくと予想します。
理由は簡単で、「食べた基準」でもあったように偶然口にして食べるようになったということがありえそうだからですね。

これは微生物系のお話でやっておきたいというのが本音で上手くいかなければそれでいいかな…と

うちのブログでは無理やりこじつけて成功した!なんてやり方は無いので、上手くいかなさそうなことも試して、1つ当たればいいかな?くらいに思っていますから…

そもそも、思ったのと違った、という方が沢山考察書けるので私的にはそれでいいなと思っています。

〇嗜好性について(考え・比較検証中)

野菜や昆布との「嗜好性の比較」で少し書いてしまいましたが、それも踏まえた具体的なお話になります。

例えば、プレコの餌とコリドラスの餌をよく比較した話をしていますが、趣向性の高さに違いがあります。オトシンクルスが感じ取っていると考えられる違いは“匂い”の強さです。

この匂いとして感じている物質はおそらくアミノ酸であろうと考えておりまして、学生時代によく釣りをしていた経験からそのように思います。(釣り具商品を取り扱っている会社の記事に詳細が書いてあるかと)

その点で述べると、グルタミン酸を含む昆布は野菜より効果的であるとも予想できます。これが正しいとすると、昆布の茹で加減は工夫が必要になりますね。これも今後の検討案件になるかもしれません。

他にはニンニクパウダー系(ガーリック)は集魚効果があり、これはオトシンクルスにも当てはまります。

具体的な例を挙げると、壊滅的に食べない「Tetra プレコ」と少なくとも食べることがある「ひかりクレスト プレコ」。この違いがニンニクパウダーの有無なのではないかと考えています。

他には含まれているアミノ酸・タンパク質源の違いもありそうですが、材料を見る限りそのように思ったりします。

当たり前ですが、人工飼料の方が嗜好性というものを考えて作られているため、野菜などとの嗜好性の比較としては人工飼料に軍配があがるのが妥当であると言えるでしょう。もちろん、その人工飼料の種類にもよるでしょうが…

これも上記したように、明確な比較を行ったわけではないので、経験則からの戯言だと思って頂いて結構です。

「Tetra プレコ」のように絶望的に嗜好性が低い飼料は別にしますが、「ひかりクレスト プレコ」程度の嗜好性の低さは逆手にとって混泳水槽での給餌に使えることもあります。

オトシンクルス専用の水槽を作っているのであれば必要がありませんが、もし余っているのであれば普通の餌と混ぜて与えることで、遅れてきたオトシンクルス用の飼料として活用できる可能性があります。
それでも余るときは余りますので、だからこその腹部の観察が大切になります。

〇与える時間帯について(ボツ案)

これをボツ案にしたのは内容が短いからです。

餌付けや他のエサ取りによる被害を抑えるために推奨される時間帯は、オトシンクルスが最も活発な夜になります。メダカなどは真っ暗にすれば夜間の動きが鈍くなりますので、その間に食べさせることが狙いです。

しかし、日中の時間帯にエサを与えて問題があるかについては、まったく問題がありません。それで寿命が縮むこともないでしょう。我が家にはそのような飼育方法で7年以上生きている個体もいますので。既に行っていて食べるようであれば、問題なく続ければ良いかと思います。

私自身は、朝8時までに給餌しているため、夜間に与えることは検証以外で基本的にはありません。

結局は慣らしていけばどの時間帯でも食べにきます。
逆に、不規則な点灯や消灯、給餌時間などを繰り返すと思ったようにいかないことが増えてきます。

購入からしばらく経ったオトシンクルスが日中出てこないことが増えるかと思いますが、これは普通の反応なので安心して下さい。

一方で、夜間の消灯した水槽を見てみるとかなり泳ぎ回っていることがあるかと思います。
これも普通の反応なので安心して下さい。

基本的に日中はオトシンクルスにとって危険な時間帯です。

何故なら、超大型巨人が闊歩している時間帯だからですね。

意外と気を付けていてもオトシンクルスにとって驚く音を出していることが多いので、こればかりは仕方がありません。これに慣れてもらうしかありませんが、不意に起きる大きな音にはかなり警戒します。とくに扉の開け閉めなどには気を付けましょう。

ちなみに、オトシンクルス視点では巨人の登場シーンに進撃の巨人BGMの“XL-TT”が流れています。嘘です。

オトシンたちは思い出した…。奴らに支配されていた恐怖を。水槽の中に囚われていた屈辱を…。

この話が餌を与える時間帯とどんな関係があるかというと、警戒するというものがこの餌を与える時間帯を選ぶうえで障害になります。

自身が巨人であることを自覚し、普段気を付けながら飼育していると普通に前に来てくれることもあったりします。
つまり、時間帯に関わらず活動範囲を広げることがあるのです。

活動範囲が広がると臆することなく餌場にきます。
これは給餌と観察にかなり影響するので、混泳による飼育個体の圧力が低い水槽で出てこなくなることが増えるようであれば、気を付けてみたいことになります。

とはいえ、日中に出てこなくなることは普通に飼育していれば珍しいことではないため、混泳水槽の出てこないオトシンクルスにピンポイントで餌を与えるのであれば夜間がオススメになります。

一方で、出てこない個体がいる場合でも、かなりお腹がすいた個体は日中にもちゃっかり出てきていることがあります。

その為、餌付けが済んでいる個体がいる水槽、かつ、毎日お魚に給餌を行っている水槽で餓死をさせるのは非常に難しいので、そんな環境で亡くなった場合は、死因が餓死であることはなかなかありません。

もし、餓死が心配であれば、たまに給餌量を多くすれば食べていることがあります。この与える時間帯もお好みで良いと思います。

まとめると、オススメの時間帯はあれど、様子を見ながら給餌をすれば問題はありません。
同じ時間帯で根気よく行うことが大切でしょう。

〇食べてくれないことについて(考え)

オトシンクルスが餌を食べないという現象はあります。
これは飼育者が気づいていないという部分を抜きにしてもあることなので、実際に専用水槽で飼育している方には心当たりがあるのではないかと思います。

昨年末から何度か途中からの無給餌運転で経過を見ていることがありましたが、2週間程度の無給餌では餓死することはありませんでした。“途中から”と書いたように、ある程度の給餌期間を経ての試みになります。

その間に水槽内微生物の後生動物や繊毛虫類に影響があったりと、オトシンクルスがこれらの微生物を糧にしている可能性を感じることもありました。

ただ、確実に言えることとして、もともと給餌している環境であったなら2週間程度の無給餌期間があっても簡単に餓死することはないだろうということです。

一方で、餓死するまで食べなくなるということがあるかというと、考えの段階ではありそうです。
想定する原因が前にも書いたようにストレスによる拒食。(死にかけのものとは別です)

人を過剰に警戒してほとんど動きを示さない個体を過去に見てきました。
現在ではそうはならないように工夫していますが、そのような状態を続けていたら餓死することもあるだろうと考えてしまいますね。

見ているぞ

あと、普段動かないと思っていた個体も、夜間になれば動いていることがあるので、日中だけで判断できないと述べておきます。
ブログにて色々と書いているのを見ると、初心者の方には「オトシンクルスの飼育は難しい」と思われてしまいそうですが、飼育するだけであればそんなに難易度の高いお魚ではないのです。

うちで細かくあげているだけですので、ご安心ください。

・うちの子が拒食だ!

このような記事を書くと「うちの子が拒食だ!」と思われるのですが、購入から1~3ヶ月前後からの個体が隠れて出てこないのは普通です。珍しいことではありません。
「出てこない=拒食である」とは言えませんので、そのような話もあるのだろうな程度に思って頂ければと思います。

他の記事でも似たことは書いていますので、是非ともそちらを見てからこの後を読んで下さい。

飼育者が知らなかった、分からなかったというのもSNSを見ている限りでは初心者であれば普通です。事前情報なしに最初から分かるのであれば、相当観察するのが上手だと思うので、その技量がありましたら是非とも観察しながら工夫してみて下さい。

ここからは対応法についてのお話になります。

・餌を変えるのは効果的?

嗜好性についてお話しましたが、既によく食べた実績のある餌を使ってもなお食べないのであれば、餌を変える効果はかなり低いと言えます。
逆に、普段プレコの餌を使っていて、そこから嗜好性の高い餌に切り替えるのであれば一定の効果は期待できます。

基本的に餌で変化が顕著なのは初期の餌付け段階が主です。
オトシンクルスは赤虫を与えても人工飼料に戻ってくるような熱帯魚なので、別の餌に慣れたからまったく食べないということが少ないです。

もちろん与えている餌によってよく食べるなどの反応に違いがあるのには間違いが無いので、可能な範囲で良い物を使っていきたいですね。餌も嗜好性のみならず、用途に応じた性質や大きさ、形状などを考えましょう。

餌を変えてもダメで、量を増やしてもダメであれば環境に原因があると言えるでしょう。
この段階で見切りをつけて他の方法を試した方が良いですね。
他には与え方に問題がある場合があるので、質問があれば対応しようと思います。

ちなみに、私は様子を見ながら3日に1回は与えない日を作っています。
これはレイアウトや混泳などの環境が整っていれば、見える位置に来てくれるように餌を与える手法の1つとして活用してます。

・適切な水替え

可能であれば全量に近い水で総入れ替えしてほしい程度には効果的です。
現実的にはかなり難しいと思いますので、何回かに分けて生体の負担にならないように行えると良いですね。

もし適切な水換えを行った後に住む場所を変えるオトシンクルスがいたのであれば、元の環境が相当悪かった可能性があります。

他には、面倒かもしれませんが、週に1回半分量の水替えを常に行えていると拒食の予防になります。これは突然死の予防にもなるので、適切な水質の水が安定して得られるのであれば行うことを推奨します。

水槽の匂いを嗅いで水が臭うようであれば、濾過が間に合っていないか、餌量が過剰か、など考えられます。それも含めて日常的な管理が大切です。

・水槽をリセットする。

基本的には水換えをこまめに行って水質の維持をするのが良いのですが、水槽にも限界があるので、生体を日々観察しながらタイミングを計りましょう。

また、見た目が綺麗な水槽でもオトシンクルスに適していない環境に変化していることは意外とあります。

例えば、水草水槽。
水草を植えていると葉が茂ることで水の流れが変化します。問題ないこともありますし、トリミングでどうにかなっているうちは大丈夫でしょう。

正直な話をすると、オトシンクルスを飼育するうえで水草水槽に入れて管理するならば、割り切るしかありません。
問題なく管理できていれば良しで、体調を崩すことがあれば取り出す。述べるのは簡単ですが、実際それが可能でしょうか?レイアウトを崩してまで取り出すことになればリセットになりますし、そこまでするのであればオトシンクルスを入れることがかなりのデメリットになります。

その為、現実的なお話として、割り切って飼育するか、通水性の高いレイアウトにするか、のどちらかだろうと思います。もちろん、問題がなければ気にすることではありません。上手くいかない経験があるのであれば、原因は水草の成長によるものもあるとお考え下さい。

他には、濾過設備の影響。
メンテナンスを行っていない濾過設備は最初の頃よりも水量が落ちたり、吸着材の効果がなくなっていたりします。趣旨が異なるのですが、私がオトシンクルス飼育で気を付けて欲しいと思うのは、外掛け式や水中式の濾過器です。

基本的にこれらの濾過機は有用そうに見えて事故が多く、機能も大したことがない物が多いです。
とくにオトシンクルス飼育には向きません。外掛け式はサブフィルターとして使うのであればいいですが、水中式の物でコーナーに設置する物や壁に設置するものは絶対にオススメすることはありません

この話は「餌を食べないこと」とは全く別の問題なので今後書くことがあるかもしれませんね。

改善案としては、定期的なメンテナンスとエアレーションの追加です。
拒食もそうですが、エアレーションを入れることにより、突然死がかなり減らせます。
付ける際は水替えと同時に行うと良いですね。

このリセットするというのも、我が家で拒食が始まったあたりで行っている効果的な方法になるので、上記の水替え等を試しても一向に改善されないときに有効な方法です。

1つ分かりやすい理由として、居ついた場所から追い出すということもあります。ストレス与えるな!と言っておきながらの暴挙ですが、新しく居つきやすい場所をオトシンクルスは探すため、上手い具合に行動や隠れ家を変えるきっかけを作れるからですね。

ちなみに、隠れ家であった流木などを移動する程度では効果は薄く、水質が原因だった場合に根本的な原因排除ができない為、効果がありません。だからこそのリセットになります。
または、オトシンクルスを別の水槽に移動するでも環境が整っているのであれば効果はあるかと。

隠れるのが嫌であれば、前に書いた誘導魚を使ったやり方があります。
レイアウトや水質、誘導魚など、オトシンクルスを見える位置に引きずりだす方法は意外といくつも思いつきます。しかし、どのような飼育環境であるかにも左右されるので、その点は色々と試してもらうしかありません。

ポイントとして、行うのであれば大きく行いましょう。誘導魚も1、2匹増やす程度ではなく、水槽サイズに合わせて工夫してみて下さい

話がそれてしまいましたが、拒食を防ぐのにリセットや引っ越しなどで環境を変えるのは効果的です。

もし新しくオトシンクルスだけの水槽を作るときは、オトシンクルスが流されない程度に強いエアレーションで、底床を浅くすることを意識してレイアウトするのを勧めます。これだけでも下手な水槽より生存率が上がると考えています。

要望が多ければ、我が家のオトシンクルス水槽がどのように考えて作られているか解説しますよ~

最後に

今回も長くなってしましました。
考察のお話はあまり削りたくない部分が多いので長くなりがちです。
構成的にも別ページにすることや、このブログ全体を見た時の重要性としてもそんなに重要ではないのもあり、複数に書くことを諦めました…。

いつになるかは分かりませんが、完成品をあげると思うので、それまでの情報の繋ぎとして考えていたりしますね。

この先は完全な余談というか小話なのですが…

最近の出来事で、ある日の仕事帰りに信号待ちをしていたら、ピカチュウを抱いていた親子の会話を耳にしまして

以下、信号待ち

女の子「オオタニさん!オオタニさん!!」

母「〇〇ちゃんはオオタニさん好き?」

女の子好きー!!

えー!何ー!!

微笑ましい!!

めっちゃかわいいファンだなー!!大谷くんこんな小さな子(5歳くらい)にも知れ渡ってる!!

WBC大活躍だったもんねー(*´꒳`*)

などと、そんなことを思っていたら…

女の子「イクエー!イクエー!!」

ん?

女の子「オオタニ…イクエー!!」

ちょっと待って!?

オオタニさんって、大谷育江さん???(しかも、呼び捨て)

よく見たらピカチュウ抱いてるー!?

こんなことを誰が…

まさか

隣の母親面している、母親ァ!!あんたが犯人か!!

この子に一体何を吹き込んだー!!

この二人だと、球界と芸能界くらい違うよ!?

もうなんなのよ…。

仕事帰りの疲れた時に腹筋にダメージはダメよ…。

まだ、マスク付けてて良かったです。不審者にならずに済みました。

そんなタイムリーなお話があったので、共有したく思いました。

ポケモンも先日最終回でしたしね。

ピカチュウ、サトシ…

そして、大谷くん

いろいろとお疲れ様でした!!

今回はここまで

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