レイアウト水槽の為に考える~オトシンクルスの好む場所考察と実践~

オトシンクルス

こんにちは

あんきもです(*´ω`*)

ブログ記事では久しぶりの記事投稿になります
最近は動画制作の方に力を入れているのでこちらが疎かになっていますね。
申し訳ありません💦

さて、今回の内容はオトシンクルスが好む場所の考察記事になります。

動画でもレイアウトの影響について話していたのもあり、私がレイアウトを組むときに考えていることや、実際の挙動なんかも踏まえて考えを述べていくような内容になります。

初心者向けの記事というよりは、飼育経験のある方向けのお話と言った方がいいかもしれません。

あと、
かなり添削はしたもののかなり長い記事になります💦

ごめんなさい…(。-人-。)
悪気はないんです…

その分、立ち上げた水槽の構想や状況などを解説しています。動画投稿であげている状態をどのようにして作っているかについても触れているので、同じようにしたい方は是非とも参考にしてみて下さい。

それではいってみましょう(๑و•̀ω•́)و




オトシンクルスの溜まり場

これはご存知の方もいるかと思いますが、水槽を立ち上げてレイアウトが落ち着いてくると、オトシンクルスは同じような場所に収束していきます。

今回は主にレイアウト環境に関するお話になります。これが後に紹介するオトシンクルスを餌で誘導させる手段の最も重要な部分であり、再現性を高めるための基礎であると私は考えています。

これからあげる内容は、
オトシンクルスを導入してから1カ月以上が経過した後の状態かつ、複数匹での飼育(5匹以上)を想定しています。

想定している注意点として、
若い個体や水槽になかなか慣れない個体に関してはこれに当てはまらない挙動をすることが多いです。このようなオトシンクルスの行動は予想するのが難しいことと、飼育者の導入方法(初動)やオトシンクルスの飼育数、混泳の種類や密度などのに左右されてしまう部分でもあります。
まだまだ改善の余地は十分にあります…。

年単位でのオトシンクルス飼育ができている方であれば、共感できる考察があるかと思います。
その上でオトシンクルスが好む空間を考えていきます。

たまに聞かれる

「オトシンクルスネグロを飼育しています~」という人に改めて述べますが…

ネグロについては分かりません…!
同じことが言えるかもしれませんし、言えないかもしれない…

少なくとも私は「オトシンクルスよりも反応が鈍い」という事しか言えませんが、これも個体数が少ないので、その程度のお話です。

ごめんなさいね…

・水槽の側面と背面

これはよくある箱型の水槽で考えられるものです。

基本的にオトシンクルスが集まりやすいのは正面から見て左右と奥の水槽の側面と背面になります。
この水槽側面や背面(とくに底床と接している場所)は何かに驚いたオトシンクルスがそこに沿って逃げることが多い場所でもあります。

これについて、別の記事や動画で話していく予定です。

他方から覗ける水槽や障害物が少ない水槽の場合、観察者からの視線を避けるような場所に落ち着くことが多いです。
そのため、オトシンクルスは飼育者から互いが見える場所を避けていることも考えられそうですね。

・障害物の影

明かりを点けていない水槽では分かりにくいですが、障害物下の暗がりを好みます
経験上、ヒーターの下に集まりやすい傾向にあると思っています。
他には流木の影も居つきやすい場所と言えますね。

隙間を好むと私は元々考えていましたが、観察をしているとどうにもそうとは限らないのではないかと考えています。

障害物が少ない水槽では僅かにある隙間に潜り込み隠れることがありますが、隙間の先に暗い空間があるとそこの中で落ち着いていることが多いです。
もちろん、隠れ家が少ない状況によっては隙間を好みます。基本的に、すぐに逃げられる・隠れられる場所を好む傾向があると考えてもらえればと思います。

・泳げる空間

これが先程の隙間と一部矛盾する話ではありますが、オトシンクルスはある程度ひらけた場所を好みます。

移動するオトシンクルスを観察していると、水草の隙間や根が絡まった場所などは明らかに避けて移動しています。
それとは逆に、止まれる茎や広い葉の裏など、鰭を広げてもぶつからない空間は最低でも確保しているように見られます。

隙間から見ているぞ…

これが警戒したオトシンクルスになると、驚いて水草の根元に突っ込んだりする為、見分けるのが難しいのです。そのため、参考程度に考えてもらえればと思いますが、私はこの空間を観察のために利用しています。
同様に警戒した個体は観察者からの視点を避けるために判断がつきにくいです。しかし、探してみると複数の隠れ家候補がある場合は、狭い隙間よりもひらけた暗がりに居着いていることが多かったです。
様子を見に現れるときは、隙間から顔を覗かせているので「隙間が好き(駄洒落じゃないよッ)」と勘違いしていました💦

隙間は居着く場所よりも移動経路として好まれていることが多かったりします。
そして、オトシンクルスは視線を感じると固まってしまうことがあるので、人の気配がするうちはその場から動かなくなってしまうことが多々あります。
その違いをしっかりと見極める必要があるので、数十分オトシンクルス水槽の前で待機しながら確認が必要なこともよくありますね(経験談)

また、直立した柱のような構造物に付きやすく、広すぎない空間や近くに影になっている場所や水草が生い茂っている場所が存在することが多いです。

イメージしやすいように参考例をあげると、壁面に取り付けたパイプや温度計が該当します。
パイプの場合、壁面に設置している方の隙間が泳いで通れる幅があると居着いていることが多いです。付いた位置を変えると観察者からの視線を切ることもできる為、その場所を好む個体もいます。

しかし、これらも飼育者との距離感によっては、そもそも現れないという状況では見ることができません。

隠れる準備はできているぞ…

続いて、オトシンクルスが行動を起こすきっかけとなる状況についてのお話をしていきましょう。

行動のスイッチ

この話では、行動のきっかけを人為的に引き起こしてオトシンクルスを目的の場所に誘導していくというものです。

常に再現性がある状態を作りだすことが理想ですので、上記のレイアウトに関わる内容を踏まえてのものになります。

これだけ試しても効果がある場合がありますが、私のように好きな時にオトシンクルスを撮りたいマンは、上記のものを試した上でオトシンクルスを観察しながら以下のことを試していく必要があるかと思っています。
というよりも、動画や記録をとっている者として死活問題なので必死です💦

こんな感じのシーンを沢山撮りたいのさ!

・餌を落とす場所を理解する

餌を与えることは誰にでもできる基本的なことではあります。
また、飼育者によってはオトシンクルスを飼育していくうえで当たり前のように行っているものでもあるかと思います。

さらに踏み込んで、この餌による誘導はちょっとやり方を変えるだけで、オトシンクルスを安定して引き寄せることも可能でした。

それが、先ほど述べた「オトシンクルスの溜まり場」についての空間の把握です。
水槽ごとにオトシンクルスが安全に移動するルートがあります。それがオトシンクルスにとってストレスの低い場所であり、オトシンクルスが安心して居座れる場所でもあるのです。

継続的に行うためには、その場所がオトシンクルスにとって「楽な場所・安全な場所」であることが重要です。

壁面に餌を張り付けるという方法が昔からありますが、私のように継続的に観察していきたい場合は、そのような壁面はオトシンクルスに負荷をかけやすい場所に認識が変わってしまうため行いません。
個人的な意見としては、年単位の継続的な管理では効果的ではないのでオススメしません

餌という誘引剤を最大限活用して慣れさせれば普段私があげている動画のように撮れることがあるかもしれませんね(* ´ ▽ ` *)

・オトシンクルスの習性を利用する

オトシンクルスは数が多いと群れに似た動きをします

また、オトシンクルスは周囲のオトシンクルスに近い魚を見て行動することがあります。
そして、オトシンクルスは魚が集まる場所に顔を出しやすい傾向にあります。

これらを利用して、他の水槽のオトシンクルスやコリドラスピグミーなどの別のお魚を後から導入して、反応を切り替える方法が使えます。

これについてはブログ記事にしているのでこちらをどうぞ

実際に立ち上げた水槽を例に解説

・ヒーターの下の空間

上記した内容でもありますが、オトシンクルスが好む空間として「ヒーターの下」があります。

これを“暖かい場所が好き”と勘違いされそうですが、ヒーターのON・OFFに関わらず集まる傾向にあります。

ヒーターの下はオトシンクルスが好む空間としては、オトシンクルスから見るとかなり理想的であるため、多くの個体がその下に集まりやすいことを今までの水槽で確認済みです。

また、ヒーターの配置では正面から水槽を見た時に隠すように配置することが多いため、その近くは観察者からの視線が少ないため、オトシンクルスにとってストレスの少ない場所になりやすいです。
だから集まりやすいのですかね。

ヒーターは基本的には底床から離して配置するため、オトシンクルスが好む隙間ができやすく、接している場所が壁面なので水槽の側面になります。また、ヒーターの機能上、水中での起動が原則であるため、水面付近よりも底床付近に設置することが多いのもこのような環境を生みやすい理由となっています。

図にするとこんな感じです

よくこんな感じの配置しますよね

これらを理由にヒーターを利用した餌場への誘導を行ったレイアウト例がこちらになります

○で囲われている場所が通路(以降の画像も同様)

このツボの中に餌を置き、居つきやすい場所から餌場までの距離が近い状況を作っています。上記した内容を根拠に餌場とヒーターを隣接することによってオトシンクルスの活動範囲を制限する状態を作ることができました。
実は餌付けのしやすい環境の模索にも貢献した水槽です。初心者がやりがちな新規立ち上げの水槽でオトシンクルスの生存を目的とし、ヒーターのある場所に居つきやすいことを元に近場で観察するレイアウトを考案したものです。

過去に記事にしているのでこちらもどうぞ

・流木のトンネル

オトシンクルスは隙間を好むと思っていたので、それを踏まえたいくつかの水槽を作りました。

この水槽はヒーターと餌場近くの流木トンネルの2種類の経路を作りました。
上記の水槽の側面を好む考察から、ヒーターの方から来ると思いましたが、まさかの真ん中の隙間からの移動がメインでした。

この中の子たちは当時若い個体だったのもあり、動きまわることが非常に多かったです。
そのうち餌場を覚え、その近くである流木の影に居つくようになりました。

また、この水槽の手前の空間は流木と前面ガラスの間が写真の計量カップがぴったりフィットする程度にしか空いていないのもあってか、流木裏の広い空間より手前の狭い空間をこの子たちは好みました。
この水槽により、人の視線があってもオトシンクルスが居座る状況がありえる可能性を感じたので他の水槽に応用しています。

他には隠れ家とレイアウトを考えてこのような水槽でも同じことが起きました。

こちらでは、裏にヒーターがあり、その下にもオトシンクルスが居つきましたが、警戒心がとくに強い個体や餌場によく顔を出す個体はこの流木の下に入り込んで隠れていました。このときはネグロも一緒に飼育していましたが、ネグロはとくに流木の隙間を好んで隠れていました。

矢印の辺りにもよく隠れており、流木の空間と右の側面から餌場に現れるルートができていました。
逆に左のパールグラスが密に繁茂している場所に居着く個体はいませんでした。

他には移動する経路として有用な面もありました。

この水槽では住処兼経路として利用されましたが、この部分はとくに後方の住処空間から餌場までの経路として活用されていました。

流木のトンネルというより、壁と流木の隙間というのが正しい状態です。
幅はオトシンクルス1匹がちょうど通れる程度であるため、手が加えられにくい場所でもあります。複数匹が慌てて逃げようとすると渋滞が発生するような状態になりますね。

居着く場所ではありませんが、移動するときはこのような隙間が非常に人気です

・障害物の影を利用した水槽

オトシンクルスは障害物の影にいることが多いので、観察しやすい場所にそのようなスポットを作った場合、集まるか試してみました。

こちらの水槽に関しては水草と流木、ライトの位置調節でオトシンクルスの生活圏を手前に移して観察しました。

これに関しては、考えとしては悪くありませんでした。
しかし、一部のオトシンクルスからはかなり不評で、視線を切るような位置を生活圏にする個体もいたので、極端に手前にオトシンクルスの生活圏を移すのは難しいことが分かりました。

残っていた個体は、餌場の近くであったため居座っていたようです。
ここからも餌による誘導がある程度有効であることが分かる良い例でしたね(*´ω`*)

隠れてしまう個体が出た理由は、毎週の管理の為に私が水槽前に立つことが原因だったようです。

こちらが慎ましく行動しても、距離が近い分驚かせてしまうことがあります。
これに関してはレイアウト以外にも管理方法を変えることで対処するしかありませんでしたが、当時はこの対処法がとくに思いつかなかったので、慣れた個体を中心に観察することを主にしていました。

余談ですが、現在は水替えを外部濾過のホースを経由して行っているため、底床の掃除やコケ取り以外では水槽の前に立たないように工夫しています。

現状次の水槽が最も上手く誘導できていたと思います。

ライト後方へ、手前を暗くして、最終的に底面から障害物をかなり除いた作りをした水槽になりました。

流木や水草などはマルチテーブルの上に配置し、底床をオトシンクルスが自由に移動できるようにして、どのような場所やルートを選んで活動するかも観察していました。

底床から流木を浮かせると、流木内に居つく個体もいましたが、底床の上と背面にあるヒーターの影で生活する個体が圧倒的に多かったです。
底床の障害物が少ない環境でしたが、居つきやすい場所は唯一ある人工隠れ家の後ろに集中していました。

このことからも、観察者からの視線を切るような場所を好む傾向にあることが分かります。
この状態では観察が非常に難しいですが、人工飼料を利用して見やすい位置への誘導で対応しました。

この水槽はライトを1番強くして当てても写真の位置はそこまで明るくなりません。
理由は、その上の水草を繁茂させて、スポンジフィルターをさらに配置しているため背面よりも暗い環境になりやすいことが理由です。

明暗を極端にすることで、オトシンクルスが餌場まで移動するルートを限定してみたところ、暗がりの障害物沿いや壁面沿いを移動して現れることが多かったです。

これらは2023年6~8月辺りの動画でよく使われているのでよろしければYouTubeの方も見てみて下さい。奥から現れるオトシンクルスと、左手の障害物の穴から現れるオトシンクルスが見られると思います。

・他生体の利用

ただ全体的に暗い環境を作るだけではオトシンクルスの位置をコントロールすることが難しかったので、影を落とすように物を配置すること、活動範囲に方向性をもたせることで餌場に多くのオトシンクルスを誘導させることができました。

この活動範囲に方向性をもたせることを意識したのは、オトシンクルスが他のお魚を見て行動をすることが考えられたからです。
これを仮定して、コリドラスピグミーを利用して、餌場に向かいやすいように工夫しました。

隠れ場所を観察しやすい位置に変化させることが非常に難しいことが分かったため、考えを変えて観察しやすい位置に来てもらうようにコントロールすることがこの水槽の目的の1つでしたので、上手くいって良かったです(*´ω`*)

上手くコントロールするとこんな感じの動画にできます

・人工物と流木

他にもこれまで、簡易水槽を組み立ててオトシンクルスが居つきやすい場所を観察していました。

経験上、水槽用アクセサリーと流木では流木が好まれる傾向があり、流木の独特な形状がオトシンクルスにとって居つきやすいようです。
もちろん、人工物が悪いわけでは無く、流木があってもヒーターの影が好まれることがあるため、レイアウト次第だったりします。

上記した誘導させる経路としてはどちらとも有効であるため、私自身レイアウトで配置するときは同じように考えています。

ちなみに、ヒーターはむき出しの物よりもカバー付きの方では影が大きくなる為か、どちらかといえばカバー付きの方が好まれる傾向にあるのではないかと観察していて思いました。並べて比較したわけでは無いので、印象のお話です。(カバーの挟まり事故もあるため、良し悪しはあります)

現在の水槽

上記の考察を元に現在管理している水槽を作りました。

陸上部分も作っており、景観以外にも意図があって行っています。
一部動画でも話したように水質管理の面での機能を考えていますが、今回の話からそれてしまうので割愛します。

結論から言うと、この水槽は良い感じに反応が見られます

流木群の後ろには光が入らない空間ができており、その場所を安息地として使ってもらっていますね。
流木にはあえて隙間を多くした設計をしているので、これらをオトシンクルスの通路として活用してもらう考えでしたが、上手くいっているようです。

この部分の構想としては、暗がりを隙間のみに頼った水槽ではオトシンクルスが引きこもって出てこなくなることが過去にあったためこのようにしています。

今回は底面フィルターは底床を薄く敷く都合上、不採用でした

レイアウトは推測も元にしていまして、
「動きまわる癖がついたオトシンクルスがいる水槽は、他の個体もアクティブになりやすいのではないか」
仮定して前回の水槽を観察して得られた経験を材料に考えています。

とくに動きまわりやすい夜間は昼間動きまわっていた個体も結構動いており、昼間動かなかった個体は活動範囲が狭いように観察していて思いました。
また、「障害物の影を利用した水槽」で紹介した水槽環境からも、暗がりの中を日中でも頻繁に移動するオトシンクルスが確認されました。
このように行動を起こしやすいオトシンクルスが一定の場所に留まりやすいオトシンクルスの近くを通るようにすることが、他のオトシンクルスの活性を誘発すると考えたからですね。

一方で、オトシンクルス水槽レイアウトの悩みとして、
隠れ家を作りすぎてしまうと水質悪化などのネガティブなことが引き金になり、隠れ家から出てこなくなってしまうことがあります。

実はこの水槽上手くいきませんでした…

今回の難点がそれでしたが、見えない裏面の水をエアーで撹拌することで水が淀まないようにすることと、水質悪化による活性の低下に配慮するように管理したことが上手く働いたのではないかと考えています。

嫌気的傾向になりやすいとオトシンクルスは動かなくなることがあるのではないかと考えたのもあったため、居つきやすい場所にエアレーションをするということは構築時の基礎でした。

常に活動的なオトシンクルスを維持するため、コリドラスなどの餌に反応するお魚を混泳しているので、上手い具合につられて動いてくれています。
レイアウトからそれた話になっていますが、レイアウトが機能していることで餌や他の生体による誘導が上手くいっていると言えます。

レイアウトは、
オトシンクルスが活発な水槽づくりの土台であり、そこからの活性維持は水や生体の管理によりコントロールすることで継続できる
私は考えます。
この水槽はその点、最初から上手くいき、継続できている水槽と言えるでしょう。

続いて上手くいかなかった水槽例をあげます

上手くいかなかった水槽例

こちらは現在動画でよく撮られている水槽になります。

動画で使われてはいますが、最初の数カ月は上手くいっていないと感じる水槽でした。
構成としては、中心部に隠れる場所を作り、そこからのオトシンクルスがどのように行動するかを観察する目的で作ったものです。
あとは、見栄えと収録のために作った感があります💦

撮影しやすいをコンセプトに作ったのですが、上記の今まで固めてきた「餌場に居つきやすい水槽」の考え方とは少し外れる形を取りたかったのでこのような配置にもなっています。
だからこそ、壁面に接する場所に隠れ家を置くのではなく中心近くに隠れ家となるような流木群を配置しました。

結果、
案の定初期の動きとしては上手くいきませんでした。

今はスポンジフィルターの配置変更や日々の管理と慎ましい私の行動、水替え、給餌変化などなど…
オトシンクルスにとってストレスにならない、驚異を与えないように努めて今の状態を作っています。

レイアウトの影響を痛感する良い例になりました。

他には、コリドラスピグミーが活気づいてきたのもあり、あえてピグミーの方に注視して餌の種類や置き場所を工夫しました。
ピグミーに感化された、水槽内でも若い個体たちが餌場に訪れるようになり、朝から餌場で待機する光景をなんとか作ってはいます。他の混泳生体の活性をあげたり、維持したりするのもちょっとしたテクニックだったりします( • ̀ω•́ )✧

このことから、レイアウト以外にも対策・改善ができる水槽の一例ともなりました。

現在は大盛況!動画にも沢山あげています!よかった…!

水槽は日々変化を続けているので、それに合わせて対応を工夫するのが私スタイルです。
その為に水槽内の状態を常に観察して、水替えなどの管理の工夫を行っています。こればかりは、まだ記事にできるほどのマニュアル化は難しいので今後をお待ちください。

参考までに今までの水槽での変化例あげると、
水草の成長状態によって、底床への光量が変わります。これによっても反応が変わる場合があります。
他には、微生物を顕微鏡で見ていると、それまで見ていた微生物相から種類が変わることがあります。そのようなときやその後に反応が変わることがありました。

これらは、あくまで私が感じた兆候になります。
思い返すとこれが原因だったのではないかと感じることですね。

ちなみに、この水槽でも顕微鏡で微生物を観察していまして、後生動物の出現から動きが良くなってきたように思います。
立ち上げしばらくしてからの環境では、硝酸・亜硝酸などの数値上では生物ろ過が進んでいた水槽でしたが、顕微鏡観察では小さな繊毛虫類を中心とした生物相であったため、その点もオトシンクルスにとって十分ではなかった可能性もあります。

これらも深く述べると話が逸れてしまうので割愛しますが、見た目では変わらない水槽もミクロ的に見るとかなり変化していることがあります。
立ち上げ直後の水槽では難しい面もあるということが改めて分かりますね。

余談ですが、
外部濾過よりもスポンジフィルターの方が観察できる微生物種が多いように感じます。
もし、微生物相の多様性を考えるのであればスポンジフィルターは結構お勧めです。

変化とは元の状態があっての“変化”ですので、それぞれの水槽での変化をよく観察していくことが大切です。

あと、顕微鏡は昔よりも手に入れやすくなりましたね。動画や記事の配信を考えなければ、この程度の一式揃った物でもよかったかもな~…。と、思うことがあります。

最後に、レイアウトに関するちょっとした便利品をこちらにまとめているので、よろしければ見てみて下さい(*´ω`*)

最後に

ここまで読んで頂いたら分かるかと思いますが、
実際はレイアウト以外でもオトシンクルスを餌場への誘導や人前に出てきやすい状況を作っています。

さらに細かくレイアウトの話をすると、飼育上での安全面についてや配置の注意などもっと書きたいことがありました。今回のテーマに絞ってその部分を添削していますし、他の記事や動画でも注意点をあげていたりしますので、是非ともそちらをご確認ください。

オトシンクルス水槽のレイアウトについて言及している動画やネット記事はほとんどないので、レイアウトについて是非とも他の方の意見を聞きたいところです。

だからこそ、もし動画や記事で引用される際は連絡と免責事項の確認が欲しいですね。
最近、フォローしている方で盗用についてのお話があったので、ちょっと気にしています💦
(リンクを貼るのには連絡は不要ですので、ガンガン貼り付けて下さい( • ̀ω•́ )✧)

あと、年内に書き上げられてホッとしています…
動画内で「年内に投稿する」と言ってしまったので、自らを追い込みました…( ˘ω˘ )

動画制作の裏で少しづつ作っていったので、これ書くのに4カ月以上かかっています💦
頑張って書き上げているので、面白いと思ってい頂けたら是非ともSNSで紹介頂きたいです!

いや~…!
結構励みになるんですよね!
ブログ記事って、意外と反響が緩やかかつ分かりにくいので…(;´・ω・)

動画にかなり時間を割いていますが、実際にはブログ記事も裏で制作中なので、ご安心ください!
そのため、沢山甘やかして頂けると、やる気が出ます(๑و•̀ω•́)و

ブログも動画も来年も頑張りますよ~!
来年以降もよろしくお願いします!

今回はここまで

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