この記事はコケとの奮闘⑧の続きです
このシリーズの投稿は久しぶりになります。
Twitterを見ていただいている方はご存知だとは思いますが、
あれだけ大量発生していた藍藻は、2か月前には90cm水槽から見る影もなくなっています。
つい先日、
ほんの少しだけ再発したので同じ方法を試みた結果
問題なく翌日にはいなくなりましたので今回の記事を書こうと思いました。
一方で、この方法だと再発することがあるので、見なくなっても潜伏していると考えてください。
それでもこの後紹介する商品の効果は、記事にするとかなり胡散臭い程度には効果があります
正直な話、信じてもらえなさそうで、記事にしようか悩みましたね…
藍藻に困っている方は必見の内容になります。
今回使った薬品はこちら!
薬品を使うのは個人的にはあまり好きではなく、ナマズの仲間をよく飼育しているのもあり、その影響が心配で使いません。
そもそも藍藻に効果的な薬があまりありません…。
今回紹介する薬品は、規定量を守ればお魚やエビ、貝に影響はありませんでした。
こちらの商品は
このブログで度々出てきます、神畑養魚株式会社さんの商品の「アンチグリーン」です。
このように計量カップが付いていますので、量が計りやすいですね!
1㎖~10㎖まで計れますね。
神畑養魚株式会社のサイトによると、
お値段2000円(税抜価格2021年11/5現在)
少しお高いですね~💦
ですが、効果は素晴らしいですよ!!
わたしは100㎖のものを1本常備しています。
使い方・効果
数日に分けて、ボトルに記載さてている規定量をとり、水槽に入れるだけです。
写真の量を参考に入れましょう!
自己責任になりますが、わずかに多くても生体に影響はありませんでした。
投薬前は必ず藍藻はとれるだけ除去しましょう。
これを…
このくらいキレイにした方が効果的です!!(写真は前の記事のものを参照)
生体にやさしく、魚やエビ類、水草などに影響を与えません。また成分は水と酸素に分解されますので残留することもありません。予め投与していただきますとコケの予防にも利用することができます。 (神畑養魚株式会社サイトより)
コケの予防についても、添加中はコケが増えにくい状態が続きました。
成分の残留や濃縮はなさそうですね。水と酸素に分解されることから過酸化水素が含まれると考えられますが、成分などは書いてありませんでした。
オキシドールでも代用が可能かもしれませんが、自己責任かつ事故もあるので、オススメはできません。参考までに、わたしはオキシドールで1度失敗してるので、とくにオススメはしません。
注意事項・デメリット
・効果がないコケがある
アオミドロには効果が得られるまでに多少時間がかかります。その他、糸状類や黒髭類、特にアオコには効きにくい傾向があります。 (神畑養魚株式会社サイトより)
サイトや説明書にもあるように、効き目の悪いコケもあります。
万能な薬品の方が胡散臭いので、わたし的には納得です。
ちなみに、実験してみたのですが
このタイプのコケには効果がかなり薄いです。
ですが、まったく効果がないわけでもありません
直にかけてみました
写真のように気泡がでて効果が出てきましたね!
このように直かけした部分は枯れました。ですが、かなりコスパが悪いです
流木についているなら、オキシドールに浸けて処理する方がコスパがいいですね。
同じように試した黒髭コケには効果はかなり薄いですね…(気泡は出ました)。
・影響がある生体も存在する
基本的に規定量を使用していただきましたら問題はありませんが、水草の種類によってはアンチグリーンの使用中に光合成を止めてしまうものがあります。 (神畑養魚株式会社サイトより)
我が家ではCO2の添加を行っていないので、光合成が止まるような状態は目視できませんでした。そもそも藍藻が酷いときは水草の成長が遅くなっていたのでこの影響を感じることはありませんでした。
ウィローモス類(南米、プレミアム、spなど)、リシアやテラリウムでも使用されるコケ類などでは生長を阻害してしまうこともありますのでご注意ください。 (神畑養魚株式会社サイトより)
現在検証中なのですが、南米ウイローモスとクリスマスモスは直がけしなければ枯れることはありませんでした。添加直後はその表面に気泡が付くことがあったり、直かけだと変色するのでまったく無害というわけではなさそうです。
・水質への影響
これはどの薬品を使うときにも考えなくてはいけません。
アンチグリーンは水と酸素に分解されるようですが、死んだ藍藻やコケの有機物が水槽内に増えるので、それによる水質の悪化を考えましょう。
他には、バクテリアへの影響ですね。
ちなみに、少しだけ亜硝酸と硝酸が増えました。
水替えで問題のない範囲だったので、生体への影響は感じませんでしたね。
使い方でも触れましたが、可能な限り対象のコケは取り除きましょう。水質の悪化を防ぐことと薬の無駄使いをせずに済みます。
添加後の現在
今回の記事がレビュー記事になってしまいましたが、一応コケとの奮闘記シリーズです(;^ω^)
4か月前がこんな感じでした。
水草の種類が前にあげたようにロゼット型が多いですね。
現在はこんな感じです
水景が豊かになってますね!
藍藻を薬で取り除いて、水草を増やすとこんな感じです。
リセットしたくらいかなり変化していますが、ホントに水草を植え替えただけです。
藍藻がいなくなっただけで、他のコケが増え始めました。
まだまだこのシリーズは終わりませんが、ここからの案がほとんどありません…
1つあるとすれば、日々の水質安定ですかね…。かなり地味な変化になるでしょう。
しばらくは水草の育成に集中していくしかありません。
しかし、藍藻についてはこれで決着となります。
今回のアンチグリーン以外に、エアレーションも効果的だと思いました。アンチグリーンとエアレーションは併用して行うとよいでしょう。
正直、顕微鏡で藍藻を映していた辺りから、薬品でしか駆除はできないと考えていました。もし、現在お困りの方がいましたら、冬場が駆除のチャンスです。水温が高いととくに増えるので、今のうちに対処すると良いでしょう。
カミハタ アンチグリーン100ml 淡水用コケ除去剤 (80)
シリーズの中でも今回の記事が1番参考になるものかもしれません(笑)
ここから、このシリーズもかなり緩やかな更新になるかと思いますが、上手く繋げられるようコケへの対応策を考えてみます。
今回はここまで
コメント